186_三嶋大社

静岡県三島市にある「三嶋大社」は、多くの歴女や刀剣ファンが一度は訪れたいと考えている神社のひとつです。伊豆エリア屈指のパワースポットとしても人気の三嶋大社は商売繁盛の神様としても知られ、全国からたくさんの人が参拝に訪れています。また三島市の名産物がうなぎであることから、三嶋大社は神様のお使いがうなぎであることも有名です。

しかし、歴女や刀剣ファンが三嶋大社に熱い視線を送っている理由は他にあります。それは、三嶋大社には歴史的な価値の高い神宝や刀剣が多数所蔵されていること。三嶋大社の本殿も国指定重要文化財に指定されているため、多くの歴女が注目をして止まないのです!三嶋大社の魅力や見どころについて、詳しくご紹介しましょう!

三嶋大社とは

商売繁盛の神様として大人気の「三嶋大社」(みしまたいしゃ:静岡県三島市)は、歴史があるだけではなく、価値の高い刀剣や神宝を数多く所蔵していることから、毎年多くの歴女や刀剣ファンが参拝に訪れています。三嶋大社の成り立ちから見ていきましょう。

三嶋大社の歴史

三嶋大社の創建時期ははっきりしていないものの、奈良時代・平安時代の古書のなかには、すでに現在の三島の地にあったことが記録として残っています。

三嶋神は東海随一の神格と考えられていたことから、平安時代中期に編集された「延喜の制」(養老律令の施行細則)では、「名神大」に列格されるとともに、社名・神名の「三嶋」がこの地の地名となりました。

そして中世以降、伊豆に流された「源頼朝」が深く崇敬していたのが、なんと三嶋大社なのです!その後も源頼朝の旗揚げが成功し、活躍の場が広がっていくにつれて、三嶋大明神も広く知られるようになりました。

1871年(明治4年)の近代社格制度で官幣大社に列せられ、2000年(平成12年)には御本殿が重要文化財に指定されたのです。

三嶋大社の魅力

三嶋大社の魅力は、歴女に大人気の源頼朝が崇敬し、平家討伐の必勝祈願を行っていたことが大きなポイント!源氏再興となる旗揚げの日を、三嶋大社の祭礼の日に定めていたほどなのです。

さらに三嶋大社には、国宝に指定されている「梅蒔絵手箱」(うめまきえてばこ)をはじめ、歴史的な価値の高い神宝が多数所蔵されているため、歴女や刀剣ファンの心を虜にしています!

三嶋大社の見どころ

三嶋大社とは

城郭構造と同じく、神社建築にも興味を持っている歴女の方は多いと思います。ここでは三嶋大社の見どころをはじめ、おすすめポイントについてご紹介しましょう。

国内最大級の本殿

1866年(慶応2年)に完成した三嶋大社の本殿は、高さが約23m、鬼瓦の高さが約4mと国内最大級の大きさを誇っています。本殿・幣殿・拝殿、3つの建物から成っている複合社殿です。三嶋大社の本殿は、国指定重要文化財にも指定されています。

総けやき素木作りの建造物で、非常に繊細で高い完成度の彫刻は、伊豆の名工小沢半兵衛・小沢希道父子一派による作品。本殿の屋根は、切妻屋根(きりづまやね)と呼ばれ、本を開いて伏せたような形状をしているのが特徴です。

本殿を見学するときにチェックしておきたいのは、屋根に設けられている5本の鰹木(かつおぎ)。鰹木とは、神社や宮殿の棟木の上に直角に並べられている装飾の木のことで、並べられている数が偶数の場合は女性の神様、奇数の場合は男性の神様が祀られていることを示しています。

三嶋大社の本殿の鰹木は5本であることから、男性の神様(大山祇命、事代主命)が祀られていることが分かるのです。

赤が美しい厳島神社

末社である厳島神社も外せません。この厳島神社は三嶋大社の大鳥居から入ってすぐにある神池の左手にあり、源頼朝の妻・北条政子が神様に祈りを捧げたとされます。

また、市杵嶋姫命(いちきしまひめ)が祀られており、安産・裁縫上達・芸時上達にご利益がある神社です。

樹齢約1,200年のご神木(金木犀)

本殿の手前にある舞殿と神門の間にそびえるのは、推定樹齢1,200年と言われている金木犀(きんもくせい)のご神木。

ご神木は国天然記念物に指定されており、毎年9月上旬と下旬の2回満開を迎え、境内は金木犀の甘い芳香で包まれます。神秘的な場所がお好きな方には、ぜひおすすめしたいスポットですね!

神池と四季折々の草花が織りなす風景

源頼朝が放生会を行ったとされる三嶋大社の神池は、春は桜、初夏はあじさいなど、草花と四季折々の風景を織りなします。

美しい景色を眺めながら歴史に身を馳せたい方にピッタリのスポットです。

刀剣好きは要チェック!三嶋大社宝物館

三嶋大社の中ほどにある宝物館には、刀剣ファンの方や歴女の方にはたまらない貴重な文化財や資料が数多く収蔵されています。どのような神宝が収蔵・公開されているのかご紹介します。

三嶋大社宝物館とは

三嶋大社宝物館は、大社所蔵の文化財と刀剣、また宮司矢田部家に伝来した文化財を収蔵・展示しています。

源氏の再興を祈願した源頼朝が成功したことから、関東武士から厚い信頼を受けていた三嶋大社。そのような背景から、三嶋大社には源頼朝の妻・北条政子が奉納したとされている国宝・梅蒔絵手箱をはじめ、様々な刀剣が収蔵されているのです。

これらの文化財や刀剣は、大社の歴史及び信仰、神社の御祭儀や運営などにかかわる大切な資料ですが、年に数回展示替えをしながら公開されています。

国指定重要文化財の刀剣が多数所蔵

三嶋大社に所蔵されている刀剣のなかでも、「太刀 銘 宗忠」(たちめいむねただ)と「脇差 銘 相模国住秋義」(わきざしめいさがみのくにじゅうあきよし)はいずれも国指定重要文化財であり、必見の刀剣です。

また、国宝指定の「群鳥文兵庫鎖太刀拵」(刀身銘一/号上杉太刀)は、もともと関東管領の上杉家に伝来し、一度は三嶋大社に奉納されたものの、明治天皇への献上によって現在は東京国立博物館に所蔵されている刀剣。

その返礼として明治天皇から三嶋大社に奉納されたのが、現在大社に収蔵されている福岡一文字派宗忠の太刀だとされています。

研ぎをかけていない状態の刀剣が観られる!

刀剣ファンにとって三嶋大社ならではの魅力となるのが、なんと言っても研ぎをかけていない状態の刀剣が所蔵されていること!

宝物館では、島原藩主・高力高長が奉納した刀剣「大太刀 高力長吉作」を観ることができます。

高力高長は、ゆかりの深い神社や寺院に大太刀を奉納していますが、そのすべてが研ぎがかけられていません。そしてそのうちの1振が三嶋大社にあることも、歴女や刀剣ファンの興味を惹き付けて止みません。

三嶋大社近くのおすすめ飲食店

三嶋大社近くのおすすめ飲食店

せっかく三嶋大社を訪れるなら、近辺のお店もぜひチェックしたいところ。食事を楽しみたい方におすすめのお店をご紹介します。

あめや鮨

あめや鮨」は、三島で知らない人はいないと言われているほど人気の高いお店です。高級感漂う店舗は、素材の新鮮さや接客のすばらしさでも定評があります。

カウンターと個室が用意されているので、ひとりでもグループでも利用可能です。握りの盛り合わせは2人前で3,500円前後から、4人前で5,500円前後から楽しめます。

三島うなぎ 食彩あら川 丸平

三島市名産物と言えばうなぎ!「三島うなぎ 食彩あら川 丸平」は、うなぎが楽しめるお店です。外観はまるで古民家のような造りとなっており、ひときわ目を惹きます。

お店のメインメニューはうな重で、載せるうなぎの枚数を1~4枚まで好みに合わせて選べるのがポイント!三嶋大社から徒歩3分ほどの場所にあるので、参拝帰りに立ち寄るのにも便利なお店です。

味の大連

味の大連」は、三嶋大社から西の中央町にある中華とラーメンが楽しめるお店です。

こちらのお店の1番人気メニューは、ただ辛いだけではなく辛さの中に甘味とウマ味が感じられる「スタミナラーメン」。

その他、基本にこだわって作っている餃子や持ち帰りメニューの「辛いみそのおみやげ」も人気があります。ご家族連れでも気軽に利用できるお店です。

三嶋大社近くのおすすめ宿泊施設

三嶋大社近くのおすすめ宿泊施設

三嶋大社や近辺の観光地をゆっくり楽しみたい方に、便利な宿泊施設をご紹介します。

みしまプラザホテル

みしまプラザホテル」は、三嶋大社から徒歩5分ほどの場所にあるホテルです。伊豆箱根鉄道・駿豆線「三島広小路駅」からも徒歩5分圏内で、観光にもビジネスにも便利。なんと、1889年(明治22年)創業という長い歴史があります。

ホテル内の食事処は、カジュアルフレンチのカフェレストランや日本料理割烹店など。館内では週ごとに企画展や写真展などの催し物も行っているので必見です。

ホテル昭明館

JR東海・伊豆箱根鉄道「三島駅」からほど近い「ホテル昭明館」は、80年以上の歴史を持つホテル。

最上階である10階の客室はすべて和洋室になっており、ワイドな窓からは三島の展望が楽しめる他、観光やビジネスの疲れを癒す大浴場も備えています。

ホテル・アルファーワン三島

ホテル・アルファーワン三島」はJR東海・伊豆箱根鉄道三島駅南口から徒歩3分ほどの場所にあるビジネスホテルです。ホテル内にあるレストランでは、15種類以上の和・洋朝食バイキングを楽しむことが可能。

また、マッサージチェアが備えられたリラクゼーションルームや、女性が安心して利用できるレディースフロア・レディースエリアもあるので、歴女には特に人気のホテルです。

三嶋大社近くのおすすめ観光スポット

三嶋大社近くのおすすめ観光スポット

三嶋大社を訪れた際に、一緒に巡りたい観光スポットをご紹介。最寄り駅から徒歩圏内にあり、迷わずに立ち寄ることができます。

日本キリスト教団 三島教会

日本キリスト教団 三島教会」は、1883年(明治16年)に創立されたプロテスタントの教会です。

伊豆箱根鉄道・駿豆線「三島田町駅」から徒歩約3分圏内にある三島教会は、正門から入って桜の木の下を抜けると、「祈る手」をイメージして建てられた白い会堂が見えます。

教会創立時には、御殿場や修善寺から徒歩で30kmもの道のりを、弁当3食持参でやって来た信徒の記録も残っているという長い歴史を持つ教会です。

佐野美術館

三島を訪れた刀剣ファンにとって、外すことのできないスポットとなるのが「佐野美術館」。

1966年(昭和41年)11月に開館した美術館で、刀剣・人形・絵画・絵本などの多彩な展覧会が年に7回程度開催されています。

常設展示室には、佐野美術館創立者・佐野隆一氏が収集した日本・東洋の優れた美術品を展示しており、年4回程度入れ替えが行われています。

また、敷地内の回遊式庭園の中に佇む、国の登録有形文化財に指定されている日本家屋「隆泉苑」も必見です!

刀剣展示をしている博物館・美術館についてご紹介!

まとめ

伊豆に流された源頼朝が再起を願って深く信仰していたという三嶋大社は、武士とのつながりが非常に強いことも特徴です。

境内にある宝物館には、北条政子が奉納したとされる梅蒔絵手箱や、国指定重要文化財の太刀 銘 宗忠、脇差 銘 相模国住秋義をはじめとした刀剣を数多く収蔵。刀剣ファンや歴女にとって、三島観光の見逃せないポイントとなっています。

また、三嶋大社周辺には、今回ご紹介したような観光スポットもたくさんあるので、ぜひ伊豆への歴史旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】
源頼朝 三嶋大社 あめや鮨 味の大連 みしまプラザホテル ホテル昭明館 ホテル・アルファーワン三島 佐野美術館 日本キリスト教団 三島教会