79_絵馬(サムネ)

昨今の「パワースポット」や「御朱印集め」などで、注目を集める観光スポットと言えば神社です。そして、受験生が訪れたい神社と言えば、「学業成就」のご利益を得られるパワースポットですよね!

今回は、東京都内でも特に「学業」のご利益を授けられる神社を厳選!努力し尽くして、最後の神頼みにおすすめの神社をご紹介します!

松陰神社(東京都世田谷区)

幕末志士を育てた吉田松陰を祀る神社

79_松陰神社

松陰神社

東京都世田谷区にある「松陰神社」(しょういんじんじゃ)は、長州藩士であり思想家、そして数多くの明治維新の立役者を育てた教育者「吉田松陰」(よしだしょういん)を祭神として祀る神社。創建は、1882年(明治15年)。

祭神の吉田松陰は優れた教育者であったことから、松陰神社では「学問の神様」として崇敬を集めています。

吉田松陰が「安政の大獄」で刑死したのは、1859年(安政6年)で、そのご遺体は最初、東京都荒川区にあった刑場「小塚原刑場」(こづかっぱらけいじょう/こづかはらけいじょう)に新設された浄土宗の寺院「小塚原回向院」(こづかはらえこういん)に葬られました。

そして、4年後の1863年(文久3年)に、「高杉晋作」や「伊藤博文」など、「松下村塾」(しょうかそんじゅく:吉田松陰の叔父・玉木文之進が創設し、吉田松陰が主宰した私塾)の塾生らの手によって、現在の松陰神社に改葬されたのです。

なお、境内には当時の松下村塾を模した建造物もあるため、参拝に訪れた際は忘れず拝観しましょう!

また、山口県萩市には、同じく吉田松陰を祀る「松陰神社」があるという縁から、山口県萩市と東京都世田谷区は、友好都市提携を結んでいます。

毎年10月下旬の土日には、「萩・世田谷幕末維新祭り」を開催。高杉晋作が創設した「奇兵隊」に扮したパレードや、「会津白虎隊踊り」の他、「幕末歴史講演会」、太鼓などを用いた祭囃子の演奏が披露されます。

松陰神社の御朱印

松陰神社で頂ける御朱印は、「通常御朱印」、「月命日限定」、「春例大祭限定」、「維新祭り限定」、「正月限定」の全5柄。

吉田松陰の月命日である27日限定で頂ける「月命日限定御朱印」には、吉田松陰の肖像画のシルエットが押印されます。

春例大祭限定の御朱印は、2面使いで左側には松を、右側には桜をあしらい、右下には吉田松陰の肖像画のシルエット。春を感じる美しい御朱印符(書置きの御朱印のこと)を頂けます。

維新祭り限定(秋例大祭・幕末維新祭り限定)御朱印もまた、2面使いで色彩豊か!

例年は、松と紅葉の秋めいた色使いが印象的な御朱印ですが、2019年(令和元年)は天皇陛下御即位記念の年ということもあり、幕末維新祭りで使用される宮神輿と松、中央には1対の日本国旗があしらわれています。また、吉田松陰の肖像画の押印は、顔や着物まで細かく書き込まれた特別仕様。

正月限定の御朱印は、毎年1月1~7日に、数量限定で頒布されます。こちらも2面使いで、中央には朝日が昇り、左側上部には吉田松陰の言葉。左側下部には、その年の干支が押印されます。

松陰神社の授与品

松陰神社で頂けるお守りは、「開運祈願」、「健康長寿」、「安産」、「病気平癒」などの一般的な物から、吉田松陰にちなんだ物まで多種多様。

「勝守」(かちまもり)は、「自分の弱い心に負けないように」という願いが込められており、お守りにあしらわれている「勝」の字は、吉田松陰直筆の文字を象っています。

「大願成就 花まもり」は、文字通り大願成就を祈願するお守り。花は「みかんの花」をあしらっていますが、これは友好都市提携先の山口県の県花が「夏みかんの花」であることにちなんでいます。

吉田松陰が育てた松下村塾の塾生達は、大きな花を咲かせるが如く活躍したため、彼らにあやかって花まもりが生まれたのです。

なお、「花絵馬」にも夏みかんの花が描かれており、こちらも同じように大願成就を祈願できます。

「志絵馬」(こころざしえま)は、吉田松陰の肖像画が描かれた絵馬。中央上部には「志」の字があり、これは吉田松陰直筆の字を象っています。「初志を忘れず、困難に立ち向かえますように」という願いが込められた絵馬。

松陰神社ではこの他にも、日常生活や祈願が成就した際に感謝するための「感謝御礼絵馬」などがあるので、どの絵馬で祈願をするか迷ってしまいそうですね!

亀戸天神社(東京都江東区)

業成就以外のご利益を得られる神社

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亀戸天神社

東京都江東区にある「亀戸天神社」(かめいどてんじんじゃ)は、学問の神様「菅原道真」(すがわらのみちざね)を祭神とする神社。

花の名所としても知られており、春は梅と藤、秋は菊と、季節ごとに咲く花にちなんだ祭事も行なわれることから「花の天神様」という別名もあります。

亀戸天神社で得られるご利益は、「学業成就」(合格祈願)の他、「開運招福」、「商売繁盛」、「病気平癒」。また、境内社(摂社)である3つの神社でも、それぞれ異なったご利益を得られると言われています。

ひとつ目は、「御嶽神社」(みたけじんじゃ)。そこで得られるご利益は商売繁盛、開運。2つ目は、菅原道真の奥方「島田宣来子」(しまだののぶきこ)と14人の子を祀る「花園社」(はなぞのしゃ)で、「安産」、「子宝」、「育児」、「立身出世」などのご利益を得られます。3つ目は、「弁天社」(べんてんしゃ)。七福神の一神「弁財天」を祀る摂社で、「芸能成就」や「開運出世」のご利益を得られます。

亀戸天神社内には、由緒が不明な「おいぬさま」と呼ばれる石像を祀る祠も存在。おいぬさまの体や頭、足元には白い結晶が撒かれてありますが、これは塩です。賽銭箱の後ろにある塩を使い、自分が不調を感じる箇所と同じ部分に塩を塗ることで、病気平癒を願います。

また、本殿の西側にある「神牛」(しんぎゅう)は、触れることで運気アップだけではなく、病気を治癒し、知恵を授けられる石像として有名。頭や鼻など、参拝者がご利益を求めて撫でた箇所は、塗装が剥がれて金色になってしまっています。

縁起の良い鳥・鷽と天神様

「鷽」(うそ)は、スズメ科の小鳥のこと。古くから幸運を招く鳥として親しまれており、亀戸天神社では毎年1月24日と25日に「うそ替え神事」という祭事が催され、多くの参拝者で賑わいます。

うそ替え神事の日限定で授与される木彫りの鷽は、神職の手作りです。

1年間に起きた悪いことはすべて「ウソ」として、新しい木彫りの鷽と「取り」(鳥)替えるという習わしですが、江戸時代は参拝者同士で交換していました。

79_うそ替え神事の鷽

木彫りの鷽

鷽という字が「学」の旧字体「學」と似ていることから、学問の神様を祀る天神様と深い関係があるとも言われており、うそ替え神事は全国の天神(天満宮)で行なわれています。

亀戸天神社の御朱印と授与品

亀戸天神社のオリジナル御朱印帳は、藤を思わせる紫色の上品な装丁の物の他、鷽と藤があしらわれた黄色地、もしくは水色地の御朱印帳の2柄と、白地に太鼓橋と藤の花があしらわれた柄の4種類。

また、亀戸天神社は「東京十社」(祭祀のときに天皇の勅使が参向する神社[勅祭社:ちょくさいしゃ]のこと)のうちの一社でもあるため、「東京十社巡り」用の御朱印帳もあります。御朱印帳を入れるための袋「御朱印袋」は、ピンク、紫、緑の3種類あり、どれにするか迷うほど可愛らしいです。

亀戸天神社で頂ける御朱印は、通常の物の他、「藤まつり」や「梅まつり」など、お祭りがある日限定で頂ける限定御朱印が数種類あります。

亀戸天神社の授与品の中でも、特に受験生におすすめなのは、「亀戸天満宮」と記された5色の鉛筆「神授鉛筆」。入試本番のときに使用すれば、合格にまた一歩近づくかもしれません!

亀戸天神社の絵馬には、鷽や藤の花が描かれており、毎年受験シーズンの際には多くの受験生やそのご家族が、合格を祈願して絵馬を奉納しています。

湯島天満宮(東京都文京区)

菅原道真を祀る、東京のもうひとつの天満宮

79_湯島天満宮

湯島天満宮

東京都文京区にある「湯島天満宮」(ゆしまてんまんぐう)、通称「湯島天神」は、学問の神様菅原道真と、「天之手力雄命」(あめのたぢからをのみこと)を祭神とする神社。

天之手力雄命は、「天岩戸」(あめのいわと)に隠れた「天照大神」(あまてらすおおみかみ)を岩から引きずり出して、世界に再び明かりをもたらしたことで知られる日本神話の神様です。

天之手力雄命から授けられるご利益は「勝運」や「強運」で、境内の摂社「戸隠神社」に祀られています。本殿からさらに奥にある戸隠神社で祀られているのは、天之手力雄命の他に「天八意思兼命」(あめのやごころおもいかねのみこと)、「天表春命」(あめのうわはるのみこと)、「九頭龍大神」(くずりゅうのおおかみ)、「天鈿女命」(あめのうずめのみこと)の4柱。

天之手力雄命の勝負運やスポーツの必勝祈願のご利益だけではなく、各ご祭神にあやかって芸能や縁結びなどのご利益が授けられると言われています。

なお、境内には元巨人軍「王貞治」(おうさだはる)氏が直筆したという「努力」と刻まれた記念碑も存在。野球の道を志す少年は、忘れずに拝観しましょう!

境内には、他にもパワースポットがあります。手水舎の右側と左側に1体ずつ座するのが、「撫で牛」。菅原道真を祀る天満宮などの神社において、牛は「神の使い」と言われており、その由来は主に2説あります。

ひとつは、菅原道真が丑年に生まれて、丑年に没したからという説。もうひとつは、菅原道真の遺言「遺骸は牛に運ばせて、牛が立ち止まった場所に埋めよ」と言う言葉に従ったという逸話から。

また、全国の天満宮でも、同じように牛の石像が設置されていて、自分の身体の悪いところと同じ箇所を撫でると回復すると言われています。

湯島天満宮の御朱印と授与品

湯島天満宮のオリジナル御朱印帳は、濃い紫色の下地に梅の花があしらわれた柄と、キティちゃんコラボ柄の2柄。そのうち、キティちゃんコラボの御朱印帳は、東京都渋谷区の「東郷神社」と同じ柄です。もちろん、御朱印帳の裏面に記載される神社の名称はそれぞれ異なりますので、混合する心配はありません!

湯島天満宮の御朱印は、通常の物の他に梅まつり、「例大祭」、「初天神祭」(鷽替え神事)、「菊まつり」など、限定の物も合わせて数種類。

限定御朱印は、右下に各お祭りの名称の押印が追加されますが、2019年(令和元年)の菊まつりの期間(11月1~23日)に頂ける限定御朱印には、これまでになかったカラフルな菊花の絵が追加されます!

79_絵馬

絵馬

湯島天満宮の絵馬は数種類あり、4~12月までは、牛に乗った菅原道真が描かれた「牛乗天神」に合格を祈願できる他、年が明けてから春先までは、その年の干支が描かれた「開運絵馬」(干支)が登場。

そして、1~4月頃までの受験シーズンには、合格を報告するための「だるま絵馬」が観られます。だるま絵馬の表側のだるまは、片目しか塗られていません。合格することができた場合のみ、自分でもう片側に目を描き加えるのです。そして裏柄には、住所、氏名、希望校・試験名、月日を書く欄があります。

なお、この絵馬は合格を報告するための物なので、願い事を書いてもご利益はありません。 合格は、自分自身の努力で掴むものです。しかし、やはり最後のひと押しには神様の力を借りたくなりますよね!

学生だけではなく資格や試験に挑戦する方々は、今回紹介した都内の神社へお参りして、より一層勉学に励み、ぜひ輝かしい未来を掴んで下さい!

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