110_出雲大社の宝物殿は刀剣の宝庫!

「出雲大社」(いづもおおやしろ)は、日本の神代の頃に起源を持つ伝統ある神社です。日本神話における国譲りのエピソードの際に創建され、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られた格式の高い場所ではありますが、実は非常に広い敷地内に多くの見どころを備えており、観光スポットとして人気の高い場所でもあることをご存じでしょうか。

出雲大社とは

出雲大社」は、島根県出雲市にある由緒正しい神社で、読みは
一般的に「いづもたいしゃ」として親しまれていますが、正式には「いづもおおやしろ」です。

大国主大神は「縁結びの神様」として古くから信仰されていますが、これは単純に男女の縁だけでなく、広く人々との幸せを取り巻くあらゆる繋がりの縁結びを指しています。

刀剣が奉納・展示されている神社・仏閣や宝物館をご紹介!

出雲大社の歴史

出雲大社の創建は神代の昔にさかのぼり、大国主大神が国づくりによって築かれた「豊葦原の瑞穂国」(とよあしはらのみずほのくに)を天照大御神(あまてらすおおみかみ)へとお還しになる際に、大国主大神の新たな住居として造営された「天日隅宮」(あめのひすみのみや)が始まりとされています。

大国主大神は天照大御神より、天日隅宮にて「むすび」の御霊力をもって人々の幸福を導く使命を与えられ、今なお縁結びの神様として多くの人々から愛されているのです。

出雲大社の魅力

出雲大社は非常に広大な敷地を持ち、その中には御本殿だけでなく様々な摂末社も含まれており、一般でも参加できる年中行事や奉納行事が随時行なわれています。

その他、展示品を観覧できる宝物殿や、古事記で有名な「因幡の素兎」(いなばのしろうさぎ)の話にちなんだ青銅像など、境内での楽しみは社だけではありません。

また、自然豊かな出雲大社の境内では、野鳥観察も楽しむことができ、観察できる野鳥の種類や時期、場所などを写真付きで紹介しているパンフレットも発行されています。

出雲大社の楽しみ方

出雲大社は非常に広い敷地内にあるため、行き当たりばったりではすべて回りきることは難しくなっています。

出雲大社を楽しむ上での、おすすめのポイントをご紹介します。

出雲大社の象徴 正門鳥居

110_出雲大社の正門鳥居

出雲大社 正門鳥居

出雲大社の象徴とも言うべき「正門鳥居」は、木製の大鳥居です。この鳥居は出雲大社の4つある鳥居のうちの二の鳥居で、一の鳥居は出雲大社前駅よりも手前の川沿いにある宇迦橋(うがばし)にあります。

一の鳥居は石製、二の鳥居(正門鳥居)は木製、三の鳥居は鉄製、四の鳥居は銅製と、すべて異なる素材で作られているのが特徴で、鳥居をくぐる際は一礼をしてからくぐるのが行儀とされています。

樹齢400年以上の松並木

二の鳥居をくぐると、右手に「祓社」(はらえのやしろ)がありますので、まずはここで参拝をしますが、出雲大社のお参りは
「2礼、4拍手、1礼」ですので、間違えないように覚えておきましょう。

一般的なお参りと拍手の数が異なるのは、神様に対して限りない拍手をもってお称えするという意味が込められています。

祓社を過ぎると、鉄でできた三の鳥居があり、その先が松の参道です。この松並木は江戸時代の初期から整備され、古い木では樹齢400年を越える松があると考えられており、自然と歴史のスケールの大きさがうかがえます。

なお、参道の真ん中は神様が通る道ですので、参拝者は両端を歩くことが望ましいです。

神楽殿の大注連縄

松の参道をまっすぐ進み、青銅でできた四の鳥居をくぐった先に、拝殿と本殿があります。

拝殿での参拝を終えたあとに、ぜひとも足を運んでほしいのが、「大注連縄」(おおしめなわ)が有名な「神楽殿」(かぐらでん)です。

神楽殿は本殿に向かって左隣に位置し、素鵞川(そががわ)を挟んだ先にあり、目印ともなる大注連縄は、長さ約13メートル、重さ5.2トンという大きさを誇ります。この大注連縄は数年に一度、新しい縄へと掛け替えられるとのことです。

神楽殿の前庭には、47メートルもの高さの国旗掲揚塔があり、掲げられる国旗は75畳(縦8.7メートル、横13.6メートル)にわたる大きさがあります。

境内には「うさぎ」がたくさん

110_うさぎの像

うさぎの像

出雲大社では、因幡の素兎の話をモチーフにしたうさぎが、像として40羽以上境内のいたるところに設置されています。

うさぎの姿は一羽一羽異なっており、手を合わせてお祈りするうさぎや、ハートを両手で握りしめるうさぎなど、とてもかわいらしい姿をしていますので、境内散策の際にはどのようなうさぎがいるのか探してみて下さい。

ちなみにうさぎの数は年々増え続けているとのことです。

ロマンあふれる刀剣ばかり!出雲大社の見どころ

出雲大社の宝物殿や「島根県立古代出雲歴史博物館」では、貴重な文化財である宝物が多数展示されており、その中には古代の刀剣の姿も見受けられます。

重要文化財を含む刀剣が多数納められている宝物殿

宝物殿では、重要文化財とされる「太刀 銘 光忠」をはじめとする刀剣が所蔵されています。

太刀 銘 光忠は、豊臣秀吉佩刀として知られ、1609年(慶長14年)に、豊臣秀頼とその母である淀殿により寄進されました。

光忠は、備前(現在の岡山県)で栄えた「長船派」の実質的な祖とされており、光忠の作品は織田信長も好んで収集していたと伝えられています。

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現代でもできる…?刀剣奉納

出雲大社では刀剣奉納を受け付けており、個人で所有する刀剣を奉納することができます。

現代での刀剣が奉納された例として、出雲で会社を設立した感謝の気持ちを表し、設立会社の代表より現代刀匠の作である1振が奉納されたとのことです。

隣接している島根県立古代出雲歴史博物館もおすすめ

宝物殿にて特に目を引く展示物は、鎌倉時代の本殿の柱である
「心御柱」ですが、この心御柱は高さ48メートルもあったと伝えられています。心御柱の発見で、古代では高層神殿が実在していたことへの科学的な裏付けとなりました。

出雲大社に隣接する島根県立古代出雲歴史博物館には、平安時代の古代出雲大社を復元したミニチュアが展示されており、ミニチュアと言えども非常にスケールが大きく、このような高層建築物が何百年も前に存在していた事実からは、歴史の壮大さを感じずにはいられません。

また、古代に使われていた銅剣といった直剣の展示物から、日本独自の進化を遂げた刀剣の変遷を感じとることのできる、とても興味深い歴史博物館となっています。

出雲大社近くのおすすめ飲食店

110_出雲大社近くの飲食店

出雲大社の近くでお茶やお食事を楽しめる、おすすめ飲食店スポットをご紹介します。

松の屋

松の屋」は、出雲大社からすぐ近くにあるお蕎麦屋さんです。人気は3段に分かれている割子に入った蕎麦で、それぞれ違う薬味を
使って味の変化を楽しめます。

また、たくさん食べたい方には5段もあります。出雲大社近くということもあり、参拝された方が寄ることが多いようです。

八雲東店

八雲東店」も、出雲大社近くにある出雲蕎麦のお店です。お店の名前は、日本初とされる和歌の枕詞「八雲立つ」から取られたとのことで、出雲大社にぴったりの店名です。

出雲大社の駐車場を挟んで反対側には、八雲本店もあります。

おくに

おくに」も、出雲大社近くにお店を構えるお蕎麦屋さんです。

出雲大社の周辺には老舗のお蕎麦屋さんが多い中、こちらでは出雲蕎麦とぜんざいの組み合わせが印象的な「縁結びセット」を提供しており、出雲大社を訪れた観光客を癒してくれる雰囲気の良いお店となっています。

出雲大社近くのおすすめ宿泊施設

110_出雲大社近くの宿泊施設

旅行や観光の際に便利な、出雲大社近くのおすすめ宿泊施設をご紹介します。

ますや旅館

ますや旅館」は、江戸時代後期に創業した出雲大社から徒歩約3分にある老舗旅館です。

荘厳で閑静な場所にあり、温泉も楽しめるため、出雲大社での神前式のあとの披露宴や宿泊に使われることがあります。もちろん旅行や観光の宿泊にも最適です。

日本の旅行施設「ますや旅館」についてご紹介します。

すたに旅館

すたに旅館」は、出雲大社正門を出て、近い場所に位置する老舗旅館です。自然も豊かな立地でもあることから、とても落ち着いた雰囲気があります。

旅館の周辺は非常に静かで、観光での宿泊や、慰安旅行の宿泊にも最適です。

日本の旅行施設「すたに旅館」についてご紹介します。

大島屋旅館

大島屋旅館」は、創業250年余という、島根県で最も歴史のある旅館です。心のこもったサービスや、日本海の新鮮な魚介料理を楽しめる旅館となっています。

落ち着いた雰囲気ですので、一人旅などにも最適な旅館です。

日本の旅行施設「大島屋旅館」についてご紹介します。

竹野屋旅館

竹野屋旅館」は創業140年を迎え、新たにリニューアルオープンした旅館です。

過去には出雲大社を参拝される皇室の方々をお迎えしたこともあり、出雲大社への玄関口にある旅館としての格式がしっかりと引き継がれているのです。

日本の旅行施設「竹野屋旅館」についてご紹介します。

出雲大社近くのおすすめ観光スポット

110_出雲大社近くの観光名所

出雲大社と合わせて訪れておきたい、おすすめの観光スポットをご紹介します。

島根県立古代出雲歴史博物館

島根県古代出雲歴史博物館は、出雲大社に隣接する場所にある歴史博物館です。

リフレッシュオープンした館内では、常設展示の他、企画展示やイベントなども豊富に準備されており、公式サイトよりイベントスケジュールや収蔵品を確認できます。

立久恵峡温泉

「立久恵峡」(たちくえきょう)は、神戸川(かんどがわ)の清流に沿って約2キロメートルに亘る峡谷を指し、立久恵峡温泉では、峡谷の雄大な自然を眺めながら温泉を楽しめます。

四季折々の自然と良質の天然温泉は、何度でも足を運びたくなるような風情を体感できます。
各施設では、周辺の山々で採れた山菜や名物の鮎料理を賞味できるなど、目も舌も身体も満足できる観光スポットです。

旧大社駅

旧大社駅」は、1912年(明治45年)に開通した歴史ある国鉄の駅舎です。

1990年(平成2年)にJR西日本・大社線が廃止されたあとは観光名所として多くの人びとに親しまれ、2004年(平成16年)には、国の重要文化財に指定されました。

高い天井に備えられた和風のシャンデリアや和洋折衷の内装に大正浪漫の趣があり、とてもおしゃれな雰囲気となっています。

まとめ

日本の歴史を知る上で、神代の話はとても重要な位置を占めています。例えば、旧暦の10月のことを神無月と呼ぶことは多くの方がご存じだと思いますが、出雲では神在月と言います。

これは、10月には日本の神様が出雲大社へ集まるため、出雲では神在月、その他の地域では神無月と言うようになったのです。

このように、日本人の生活には少なからずその背景に歴史がかかわっており、その最たる土地である出雲大社は、日本のふるさとのような場所となるのではないでしょうか。

興味を持たれた方はぜひ歴史旅行や神話旅行として、出雲大社を訪れてみて下さい。

【関連サイト】
出雲大社 織田信長 豊臣秀吉 豊臣秀頼 淀殿 光忠 島根県立古代出雲歴史博物館 松の屋 八雲東店 おくに ますや旅館 すたに旅館 大島屋旅館 竹野屋旅館 立久恵峡温泉 旧大社駅
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