146_岐阜城②

日本には、多くの城跡や当時の城郭を再建した歴史的建造物が多く存在しています。岐阜県岐阜市にある織田信長でおなじみの「岐阜城」もまた、織田信長ゆかりの歴史資料を多く収蔵した資料館として運営されています。

現在の岐阜城は織田信長の時代の建築物と同一ではなく、天守が復元された城郭ですが、天守からの岐阜市内の眺めは、織田信長が目指した天下がどのようなものかを想像させるには十分すぎるほどの絶景です。

織田信長が天下統一を夢見た場所である岐阜城とはどのようなお城なのか、その歴史と魅力についてご紹介します。

岐阜城とは

岐阜城」のある金華山一帯は「岐阜城跡」として国の史跡に指定されており、金華山頂上に建てられた岐阜城は、織田信長が天下を望んだ歴史的名城として知られています。

県内外から多くの観光客が訪れ、戦国時代の歴史資料館としても人気の施設です。

織田信長のエピソードをはじめ、それに関係する人物や戦い(合戦)をご紹介します。

織田信長のエピソードや、関連のある刀剣・日本刀をご紹介します。

刀剣や甲冑(鎧兜)を観ることができる城郭を地域別に検索できます。

刀剣・甲冑(鎧兜)展示の城郭
刀剣や甲冑を観ることができる14の城郭を地域別にご紹介します。

岐阜城の歴史

岐阜城は織田信長の居城として有名ですが、元々は稲葉山城と称し、織田信長の義父にあたる「斎藤道三」の居城でした。

1567年(永禄10年)8月に織田信長がこの地方一帯を平定した際に、周の文王が拠って立った岐山にちなんで地名を岐阜とし、稲葉山城も岐阜城へと改めたとされています。

1601年(慶長6年)に徳川家康が岐阜城の廃城を決め、岐阜城の天守や櫓、石垣などは各所に移設されました。
その後、1909年(明治42年)に長良橋の廃材を活用し、復興天守が再建されることとなります。

現在の岐阜城は、1943年(昭和18年)の失火により失われた復興天守を、1956年(昭和31年)に再度復興させた建物。資料展示室や展望台を備えた建造物としても、多くの方に親しまれています。

斎藤道三のエピソードをはじめ、それに関係する人物や戦い(合戦)をご紹介します。

徳川家康のエピソードをはじめ、それに関係する人物や戦い(合戦)をご紹介します。

徳川家康のエピソードや、関連のある刀剣・日本刀をご紹介します。

岐阜城の魅力

金華山の山頂に威厳ある姿を示している岐阜城は、見上げた際の迫力はもちろんのこと、最上階に作られた展望台からの景色も絶景の眺めです。

天気の良い日には、遠くそびえる日本アルプスまではっきりと見渡すことができます。
まさに天下を一望できるような光景が広がります。

岐阜城へはロープウェーを使って登ることができるので、足元に不安のある方でも安心。また、ロープウェーからの眺めも一見の価値ありです。

また天守内で展示されている史料以外にも、岐阜城資料館などの施設も備えており、多くの貴重な歴史資料を閲覧できるため、歴史旅行にはうってつけのスポットとなっています。

岐阜城の楽しみ方

146_岐阜城

岐阜城

金華山の自然の中に建てられた岐阜城では、展示資料や刀剣などの貴重な宝物から、当時の様子を思い起こす歴史の追体験、豊かな自然や広大な景色を堪能するなど、非常に多くの楽しみがあります。

また、定期的にイベントを開催しているので、観光の際は開催日程に合わせて旅行計画を練ると良いかもしれません。

金華山ロープウェーでいざ岐阜城へ!

岐阜城のある金華山頂上へは山道を登ることもできますが、岐阜公園内から金華山ロープウェーを使って登ることもできます。

ロープウェーのゴンドラは全面がガラス張りとなっているため、金華山や長良川の自然とともに、岐阜市内の街並みを見晴らし良く眺めることが可能。岐阜城へ向かう際は、ロープウェーもおすすめの移動手段となっています。

ちなみに山道ルートは登山口が5ヵ所あり、東西南北の各方角から挑戦できます。どのルートも頂上まで大人の足で1時間ほど。自然を楽しみながら、戦国時代の武将が実際に登った道を体験できます。

歴女向け!登山道で観られる歴史スポット「天狗岩」

精鋭が揃う織田信長の家臣の中で最も知名度が高い武将となると、「豊臣秀吉」の名前が挙げられるのではないでしょうか。

その豊臣秀吉が愛用していたという馬標と言えば、「千成瓢箪」
(せんなりびょうたん)。戦に勝つたびにひとつずつ増やしていった結果、千成を表すほどにその数が増えていったのです。

豊臣秀吉が馬標のモチーフに瓢箪を用いるきっかけとなった出来事は、岐阜城で起こったエピソードに由来しているとされています。

名古屋、清州の地において尾張を統一した織田信長が、次に標的を定めたのが隣国である美濃の国。しかし当時から堅牢を誇っていた美濃の本城である稲葉山城を落とすのは容易ではなく、攻めあぐねていたときに名乗りを上げたのが豊臣秀吉です。

豊臣秀吉は蜂須賀小六らとともに、稲葉山城の中腹に潜入して小屋に火を点ける攪乱作戦を見事成功させることができました。このとき成功の合図として瓢箪を振りかざしたことが、豊臣秀吉の馬標の始まりとされています。

そしてその場所となった「天狗岩」が千成瓢箪の発祥の地とされて、現在では祠が祀られています。歴史上の人物が、実際に躍動していた場所に立ってみることは歴女や歴史ファンの方にとって貴重な機会となるのではないでしょうか。

豊臣秀吉のエピソードをはじめ、それに関係する人物や戦い(合戦)をご紹介します。

豊臣秀吉のエピソードや、関連のある刀剣・日本刀をご紹介します。

天守閣からの絶景は必見

ロープウェーで山頂駅まで登り、そこから約10分歩くと、目的の岐阜城が姿を現します。現在の岐阜城は当時の天守閣を再建した建物ですが、その天守閣から観る景色は絶景そのものです。

東には恵那山、木曽御岳山。西には伊吹、養老、鈴鹿の山々。南には濃尾平野と木曽川の流れ。北には乗鞍、日本アルプスと、360度どこを見渡してもその雄大な自然に心を奪われてしまうこと請け合いです。

もちろん眼下には岐阜の街並みと鵜飼いでおなじみの長良川が一望できます。

期間限定の夜間営業

146_金華山からの夜景

金華山から観える夜景

天守からの絶景を楽しむことができるのは、昼間だけではありません。岐阜城と金華山ロープウェーは期間限定でナイター営業をしているため、岐阜市内の夜景を眺めることも可能。

岐阜県の県庁所在地であり、市内人口40万人超を有する岐阜市は、夜景のネオンにおいても素晴らしい景観が広がります。

そして岐阜の夜景と言えば、金華山からのパノラマ夜景が有名です。眼下に幻想的でドラマチックな情景が広がる様子は、オーロラに例えられるほど。360度のパノラマと銘打たれているだけあって、岐阜市内の繁華街の煌めきはもちろんのこと、遠くは織田信長の生誕の場所である愛知県尾張地方名古屋市の瞬きを眺めることもできます。

ナイター営業は常時開催ではなく期間限定開催ではありますが、春夏秋冬の季節の中のどこかで1度は開催されますので、岐阜市を訪れる機会があれば、夜の岐阜城を堪能してみるのもおすすめです。

具体的な期間は、春の大型連休付近と7月中旬から8月末の夏休みシーズンの全日、9月から10月中旬までの土日祝日の他、クリスマスシーズンなども期間限定で夜間営業を行なっています。

岐阜城周りは視界に遮蔽物が一切ないため、天守からの眺めは昼間の眺めとはまた違った趣があります。
夕日が山々の向こうへと沈み、空との境界が次第に消えて行く様子はとても幻想的な情景ですので、大切な人と忘れられない感動を共有してみるのはいかがでしょうか。

人気の展示「信長エリア」

岐阜城、岐阜城資料館では、織田信長ゆかりの歴史資料展示スペースとして一斉リニューアルを行ないました。

岐阜城内においては、1階「信長公の城下町作り」、2階「信長公の城作り」、3階「信長公の見た世界」、4階「信長公の見た天下」とそれぞれテーマに基づいた資料が展示され、織田信長の目指した世界の様子を追体験できます。

また岐阜城資料館では、イラストレーターの長野剛先生による「織田信長、明智光秀、斎藤道三」の肖像画が展示される他、織田信長の等身大フィギュアやトリックアートなどのフォトスポットがあり、歴史資料とはまた一味違った楽しみ方ができます。

戦災刀は必見!岐阜城の見どころ

146_戦災刀

戦災刀

岐阜城の展示品の中でも、見どころはなんと言っても刀剣類の展示です。なかには太平洋戦争の空襲から焼け残った戦災刀も展示されており、歴史的な資料であると同時に戦争の激しさを伝える資料となっています。

また、城内1階には武具の間と称された展示スペースがあり、刀剣をはじめとする武具が展示されています。

昨今の刀剣ブームによる展示需要の高まりとともに、人気のスポットとして多くの観光客が訪れています。

太平洋戦争で焼け残った刀剣

1945年(昭和20年)7月9日の夜、空襲が岐阜市内を襲いました。その際に多数の収蔵品が焼失したとされています。

岐阜城では、奇跡的に空襲から焼け残った刀剣が展示されていますが、いずれも鎌倉時代や江戸時代の貴重な品ですので、状態が悪いとは言え残ったのは不幸中の幸いと言えるのかもしれません。

写真撮影が可能

岐阜城内の展示品については、一部を除いて写真撮影が可能となっており、特に現在は岐阜城資料館などで、思わず写真を撮りたくなるような展示やトリックアートなどのフォトスポットが豊富に用意されています。

また、麓の岐阜市歴史博物館では、甲冑や着付け体験などの特別イベントも期間限定で行なっており、多くの思い出を写真に収めることができるのではないでしょうか。

有名イラストレーターによる展示なども当時の様子を具体的に思い描く一助となり、歴史旅行をより深く楽しめます。

岐阜城近くのおすすめ飲食店

146_岐阜城近くの飲食店

ここでは旅行や観光を楽しむには欠かせない、岐阜城の近くの食事スポットをご紹介します。

潜龍

潜龍」(せんりゅう)は半世紀以上続く老舗の肉料理屋で、日本人好みの味付けをお座敷で楽しめます。

本館、新館の長良川や日本庭園の四季を眺めて食事を楽しめる個室の他、48名まで対応可能な大広間も用意されており、食事もステーキ、あみ焼き、なべ料理と、様々な人数・用途で利用可能です。

吉笑

吉笑」(きっしょう)はリーズナブルなランチを提供している、
うなぎ丼のお店です。

店内はカウンター席と座敷が用意されており、メインのうなぎは外がパリパリ、中はふっくらとした最高の一品。ランチメニューではうなぎ丼と天ぷらのセットなどがあり、ボリューム満点です。

萬松館

三千坪余の広大な日本庭園の中にたたずむ「萬松館」(ばんしょうかん)は、婚礼や慶事・法要での利用も可能な伝統ある料亭です。

日本古来の建築様式と日本庭園の豊かな自然の中では、失われつつある日本の風情の大切さを感じることができ、お食事も旬の食材を贅沢に使った、見た目にもきれいな「和」を堪能できます。

岐阜城近くのおすすめ宿泊施設(ホテル)

146_岐阜城近くの宿泊施設

旅行や観光に便利な、岐阜城にアクセスしやすいおすすめ宿泊施設(ホテル)をご紹介します。

ホテルパーク

ホテルパーク」は、岐阜城からとても近い場所に位置する温泉宿です。長良川を眺めながら入浴が楽しめる露天風呂の他、ロビーでは織田信長にまつわるパネルなどが展示されています。

日本の旅行施設「ホテルパーク」についてご紹介します。

鵜匠の家すぎ山

鵜匠の家すぎ山」(うしょうのいえすぎやま)は、客室から鵜飼いの観覧が楽しめるという、岐阜観光にはうってつけの旅館です。

屋上からの展望を楽しみながら入浴できる素敵な露天風呂や、季節によってアユやカモ料理を堪能できます。

日本の旅行施設「鵜匠の家すぎ山」についてご紹介します。

観光旅館石金

観光旅館石金」(長良川観光ホテル石金)は、その名の通り観光客におすすめのコンセプト旅館です。

長良川の鵜飼いや金華山の眺めを楽しめる部屋の他、戦国武将の暮らしを再現したかのような戦国ルームが完備してあります。

陣羽織や火縄銃などを身に着けて写真も撮れるので、歴女&戦国好きには特におすすめです。

日本の旅行施設「観光旅館石金」についてご紹介します。

岐阜城近くのおすすめ観光スポット

146_岐阜城近くの観光施設

岐阜城へ行ったならぜひ一緒に回りたい、おすすめ観光スポットをご紹介します。

ぎふ金華山リス村

ぎふ金華山リス村」は岐阜城すぐそばの、野生のリスとふれあえる施設です。

金華山ロープウェーで山頂まで登ってすぐの場所にあり、毎月11日のリスの日などには、かわいいマスコットキャラクターがお出迎えしてくれます。

岐阜護国神社

岐阜護国神社」(ぎふごこくじんじゃ)は、金華山の麓にある自然豊かな神社です。

戦役により国を守られた英霊を祀っており、結婚式や御祈祷、七五三などの行事の他、自然豊かなロケーションを活かした写真コンテストなども行なっています。

岐阜市歴史博物館分館 加藤栄三・東一記念美術館

岐阜市歴史博物館分館 加藤栄三・東一記念美術館」(かとうえいぞう・とういちきねんびじゅつかん)は、岐阜市を代表する日本画家である加藤栄三・東一兄弟の作品を展示している他、両画伯ゆかりの作家にちなんだ展覧会なども企画しており、地元市民や小中学生に対する教育普及にも力を入れています。

まとめ

岐阜城では、織田信長にまつわる歴史資料の他、金華山の雄大な自然を心ゆくまで堪能できます。

歴史好きな方なら1度は足を運んでみる価値のある岐阜城ですが、撮影可能な刀剣の展示や豊富なフォトスポットに加え、季節によっては幻想的な夜景が観られるなど、女性が楽しめるポイントが多いので、刀剣好きな歴女の方には特におすすめの観光スポットです。

周辺施設も岐阜観光を満喫できるスポットが多いため、一味違った観光旅行を楽しみたいなら、岐阜城は選択肢として考えてみる価値があるのではないでしょうか。

【関連サイト】
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