Web歴史小説「刀剣三十六遣使」が面白い!
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刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」は、日本刀をはじめとして、甲冑や浮世絵、貴重な書状、美術品などが解説文付きで楽しめるサイトとして知られていますが、中でもおすすめなのはWeb歴史小説「刀剣三十六遣使」(とうけんさんじゅうろっけんし)です。刀剣三十六遣使は、ゲームアプリ「武神刀剣ワールド」をもとにした歴史小説で、「平安時代編」、「鎌倉時代編」、「室町時代編」が公開中です。
今回は、刀剣三十六遣使のもととなったゲームアプリ武神刀剣ワールドと共に、刀剣三十六遣使をご紹介します!
ゲームアプリ武神刀剣ワールドとは
闇の者と戦って世界を救う物語
武神刀剣ワールドのゲームシステム
各時代、主人公に与えられる修行期間は10日間。その期間中に、
主人公や千歳丸の能力を強化したり、様々な人物と交流したりしてボス戦に挑むというのが基本的な流れになります。
敵との戦いは「じゃんけん」形式で行なわれるため、敵が何の手を出してくるかを考えながらプレーするのが勝利のコツ。
また、修業期間中に発生するイベントの中には、ボスとの戦いを有利に進めるためのヒントが得られることもあり、プレーヤーの選択が戦闘の流れを決定します!
魅力的な登場人物達
武神刀剣ワールドは、歴史上の武将や偉人だけではなく、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のオリジナル刀剣キャラクター達が、「遣使」(けんし)として登場します!
遣使とは、日本の伝統と文化を守る「歴史の神」によって選任された、刀剣や甲冑の魅力と技術を伝承する人物のことです。刀剣ワールド内にある「刀剣キャラクター紹介」では、各人物のイラストや紹介文が掲載されているため、「推し」を見付けるのも楽しみのひとつ。
なお、掲載されているキャラクターイラストは数種類あり、
男性キャラクターなら公家姿や甲冑姿、女性キャラクターなら平装や姫様など、甲冑や和装が好きな方は思わずときめいてしまうかもしれません。

刀剣キャラクター「安曇野葵」・「平宮和実」
武神刀剣ワールドの第1章では、歌人「安曇野葵」(あずみのあおい)や、武士「平宮和実」(ひらみやかずさね)などが登場し、
主人公を手助けしてくれます。紹介文だけでは分からない、各人物の性格や口調をゲーム内で楽しむのもおすすめです。
コレクション
ゲーム内の「コレクション」は、「刀剣ワールド財団」[東建コーポレーション]が所蔵する様々な名刀を獲得できるというお楽しみ要素のひとつ。
獲得した日本刀の情報は刀剣ワールド「刀剣・日本刀写真/画像」内に掲載されているため、ゲーム内で収集した名刀の歴史や特徴を確認しながら遊ぶことができます。
なお、愛知県名古屋市中区栄に6月開館(延期)の名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」では、ゲーム内で登場した日本刀が展示されるかもしれないので、開館した際はぜひその目で本物の名刀をご覧下さい!
Web歴史小説 刀剣三十六遣使とは
武神刀剣ワールドをもとにした歴史小説
「刀剣三十六遣使」は、ゲームアプリ武神刀剣ワールドの派生作品です。
現在、刀剣ワールド内で公開されている「がんばれ百次郎 将軍・足利義政を守れ!」では、第1章~第4章までをお楽しみ頂けます。
武神刀剣ワールドの「室町時代編」がはじまるより前の出来事が描かれています。
がんばれ百次郎 将軍・足利義政を守れ!のあらすじ

武永百次郎
本作の主人公は、「武永百次郎」(たけながももじろう)。武永百次郎は、幼い頃から剣の腕を鍛えていたため、同年代の中でも特に腕の立つ少年として名を馳せていました。
しかし、あるとき荘園(しょうえん)が夜盗に襲われ、燃え上がる民家や逃げ惑う領民達の様子を見たとき、武永百次郎は恐ろしさのあまり動けなくなります。自分自身の無力さを自覚した武永百次郎でしたが、突然頭の中に「遣使となって民の役に立ちなさい」という声が聞こえ、その直後、意識を失いました。
次に武永百次郎が目を覚ましたとき、すでに夜盗の姿はなく、武永百次郎は領民達から、兄「武永千一郎」(たけながせんいちろう)と共に夜盗を追い払ってくれたことを感謝されるという不思議な出来事に遭遇します。
この「謎の声」は武永千一郎にも聞こえていたようで、以後2人は、たびたび謎の声から「歴史の真実」や闇の者の存在を聞かされて、自分達の使命を理解するようになりました。
その後、武永百次郎は武永家存続のために武永千一郎と別れ、京都へ向かいます。京都では、はじめて闇の者と対峙しますが、闇の者は武永百次郎の太刀「国宗」で斬られても動じないばかりか、凄まじい力で武永百次郎を圧倒しました。闇の者を倒すには、より強い力を持った名刀が必要だったのです。
そして、武永百次郎は「鬼の腕をも断つ」と言われる名刀「鬼丸国綱」(髭切)を携えて、闇の者との戦いに挑みます。
鬼丸国綱についてご紹介します。



幅広い世代におすすめの作品
本作は幅広い世代におすすめの歴史小説です。主人公・武永百次郎の動向だけではなく、「応仁の乱」の元凶を作ったと言われる8代将軍「足利義政」が、当時どのように世の中を見ていたのかという描写もあるため、本作を読めば日本史がより面白く感じられるかもしれません。
また本作の見所として挙げられるのは、太刀を使用した戦闘シーン。武永百次郎と闇の者の戦いを描いた場面は、読者にもその緊張が伝わってきます。
刀剣ワールドでは、室町時代が舞台の「がんばれ百次郎 将軍・足利義政を守れ!」を初め、平安時代を題材とした「義経軍に内紛勃発!壇ノ浦にたどり着けるか!?」や、鎌倉時代に焦点をあてた「襲撃された御所からの脱出」が公開中。
また、他の時代で活躍した遣使らを主役に据えた小説の公開も予定されています。
ゲームアプリ武神刀剣ワールドとあわせて、刀剣三十六遣使の物語をぜひ楽しんでみて下さい!
コメント
コメント一覧 (111)
早く続きが読みたい
一休さんがいた時代くらいしか。
なのでこの小説読んで興味が湧いて来ました!
結構はまりそうだけど、インターネットで対戦みたいなのはできないんだね。
小説がおもしろかったのでゲームをしてみます。
ぴったりですね。
ゲームや小説だと楽しみながらできて助かる!
システムが分かりやすいから、やりやすいね
迷う。。
ジャンケンもやりやすいですが、次回作は他の戦闘にしてもらえると更に楽しめるかも。
ステータスがんがんに上げればいつかは勝てる( ^∀^)
ちょうど後醍醐天皇あたりって地味な印象がある
でもSNSガチャマウンティングマンは楽しくないだろうな。
ストーリーのあるゲームは続きが気になるけどジャンケンはもう運だからどうしようもない…
そして昔は意味不だったけど、今見ると日本史って面白いんだなって思った
昔ハマったから今度はカタナでハマるかもしれない
ゲームや小説で学べたら楽しいだろうなぁ。
あたしは山河ひなちゃんのお話がぜひぜひ読みたいな
安土桃山時代は女性キャラクターがとってもかわいいかったのでぜひぜひ
日本史は好きじゃないけど、面白かったです!
開館までWeb小説で歴史勉強しとこ。
小説読んでからゲームしたほうがおもしろいと思う〜
ゲーム内でコラボとかするんだろうか!
前作(?)主人公と今作主人公のコラボとか面白いですよね!
推しキャラです(^.^)
小説があるなんて知りませんでした。
梅原芳乃もなかなかです。現代衣装がイイ!
ただ、実は戸塚小春子もとてもイイんです!彼女は髪をおろすと化けます!実はイチ推しかもしれん。
投票とかやってないですかね?
ゲームだと主人公の人格は薄くなりがちだけど(プレイヤーの選択を考えるため)、
小説はしっかりした主人公の人格を作れるので魅力的ですね!
昨日告知が出ていましたが、ワールドさんから発売される明智光秀と三英傑のムック本、楽しみ。
私でもできそうです!。
小説も合わせて読めば、さらに楽しめそうですね!
太っ腹ですね。
今週末に読みます
続編期待
ちょっと子供向けかなと思ったけど、案外面白かったよ。
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