143_日本刀とアメコミがおもちゃでコラボ!

日本刀の力強さや美しさは、いつの時代も人々の心を惹き付けて止みません。その人気はおもちゃの世界にも広がりを見せ、本物そっくりな本格派から、子ども達がチャンバラを楽しめる安全なタイプ、さらに文具などのグッズまで、バラエティ豊かに揃っています。

そして、日本刀にまつわるおもちゃは、ハリウッド映画でも大人気のアメリカン・コミックス(アメコミ)のヒーローともコラボレーションしているのです!

アメコミ・ヒーローのおもちゃを通して、日本刀人気の広がりを見ていきましょう。日本刀ファンならきっと手元に置きたくなるクールなおもちゃ達ばかりです!

おもちゃで実現! 侍になったアメコミ・ヒーロー

「アベンジャーズ」シリーズでもおなじみ「マーベル・コミックス」のヒーローや、「スーパーマン」や「バットマン」を生み出した「DC・コミックス」のヒーローが、日本刀を携えた侍姿のフィギュアとなって登場しました。

その造形は、奇想天外でありながらも「和」のテイストがしっくりなじむ、不思議な魅力にあふれています。

また、もともと刀剣キャラクターとして誕生したアメコミのヒーローも実写映画で活躍。映画から抜け出してきたような姿そのままのフィギュアが、ファンの心を掴んで放しません!

日本刀で戦うマーベル・コミックスのヒーロー

アベンジャーズが武者姿のおもちゃに!

143_侍キャプテン・アメリカの装備

キャプテン・アメリカの装備

バンダイ」のハイクオリティーフィギュアシリーズ「名将MANGA REALIZATION」(マンガ リアリゼーション)では、トップクリエイターが「漫画」をテーマとしてキャラクターを大胆にアレンジ。マーベル・コミックスのキャラクターも甲冑をまとった武者姿で表現されています。

その中から、アベンジャーズのリーダー「キャプテン・アメリカ」「アイアンマン」をご紹介。いずれもケレン味の利いた、歌舞伎役者を思わせる姿が秀逸です。

「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU:マーベル・スタジオ制作の実写版アメコミ作品が共有する世界観)におけるキャプテン・アメリカは、第2次世界大戦当時の「スーパーソルジャー計画」によって驚異的な身体能力を得たヒーロー。70年間北極の氷に閉じ込められたのち現代によみがえり、アベンジャーズのリーダーとなって活躍します。

本フィギュアでは、イメージカラーである青を基調とした甲冑姿の武将として誕生しました。トレードマークとなっている盾も和風にデザインされ、右手に持つ日本刀と共によく似合っています。

一方のアイアンマンは、天才発明家にして大富豪の「トニー・スターク」が、自ら作り上げたハイテク・アーマーを身に付けて戦うヒーローです。こちらのイメージカラーは赤と金。ハイテク・アーマーは戦国時代の甲冑として表現され、武器も日本刀がメインとなっています。同時に、手の平から発射されるリパルサー・レイを模した火縄銃も両腕に装備。

近未来的なアイアンマンを日本の伝統的な甲冑で再現した造形美はおもちゃの範疇を超え、見事と言う他ありません。

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二刀流の無責任ヒーローも登場!

マーベル・コミックスから誕生した「デッドプール」は、背中に2振の日本刀を携えて戦う刀剣キャラクターでもあります。

末期ガンの治療のため人体実験を受けた傭兵の「ウェイド・ウィルソン」は、全身に火傷を負った上に不死身となり、自作の赤いスーツをまとってデッドプールと名乗ることに。

そのコミカルな言動や、善悪にこだわらない姿勢、さらにはフィクションと現実世界とを隔てる「第4の壁」を破り読者や観客に話しかけてくることから、「無責任ヒーロー」とも呼ばれるキャラクターです。

「グッドスマイルカンパニー」のフィギュアでは、2振の日本刀を操るデッドプールの躍動感あるポージングも可能。映画のアクションシーンを再現するなど、おもちゃならではの楽しさを満喫できるフィギュアとなっています。

DC・コミックスのヒーローが日本刀を振るう!

戦国時代を舞台としたバットマンの戦い

143_コウモリの意匠が付いた日本刀

コウモリの意匠が付いた日本刀

マーベル・コミックスと肩を並べる、アメコミ界のもうひとつの代表が「DC・コミックス」です。DC・コミックスからは、「ダークナイト」こと「バットマン」のおもちゃをご紹介。甲冑で身を固め、日本刀を武器とする、異色の姿がフィギュアとして再現されています。

モチーフとなった作品は、2018年(平成30年)に公開された日本のアニメ映画「ニンジャバットマン」(水崎淳平[みずさきじゅんぺい]監督)。ゴッサム・シティの守護者であるバットマンは、ヴィラン(悪党)を収容する施設で行なわれた装置の実験を止めようとして、施設ごと戦国時代の日本へタイムスリップしてしまいます。そこでは、バットマンが到着した時間の2年前に着いていた「ジョーカー」をはじめとするヴィラン達が、本物の戦国大名に取って代わり、諸国を支配下に治めていました。

バットマンは、飛騨(現在の岐阜県北部)の忍者集団「コウモリ衆」らと協力し、ジョーカーが目論む歴史改変を阻止する戦いに挑むのです。

「S.H.Figuarts」(フィギュアーツ)から登場した「ニンジャバットマン」は、バットマンのコスチュームと同じ漆黒の甲冑が勇ましく、日本刀を構えたポーズも決まります。携えた日本刀の(つば)には、バットマンのマークであるコウモリの意匠が施されるなど、細部にまでこだわったデザインは、バットマンのファンも日本刀のファンも虜(とりこ)にすることでしょう!

女剣士の愛刀は、魂を宿す日本刀

DC・コミックスが生んだ刀剣キャラクターは、卓越した武道家であり熟練の剣士でもある、その名も「カタナ」!

幸せな家庭を築いていた「タツ・ヤマシロ」。しかし、呪われた刀剣を持つ義理の兄弟に夫を殺され、子ども達も失ってしまいます。タツ・ヤマシロは、呪われた刀剣を自らの愛刀「ソウルテイカー」としてアメリカへ渡り、正義の戦いへ身を投じていくのです。

カタナは、2016年(平成28年)公開の映画「スーサイド・スクワッド」(デビッド・エアー監督)などの実写版にも登場しました。

そんなカタナの愛刀であるソウルテイカーを鍛えたのは、伊勢国桑名(現在の三重県桑名市)に実在した刀工「千子村正」(せんご/せんじむらまさ)。ソウルテイカーには斬った相手の魂を封じ込める力があり、亡き夫の魂も宿っています。この設定には、村正の妖刀伝説が活かされているのです。

「ヤマトUSA」の「ファンタジーフィギュアギャラリー」シリーズとしてラインナップされたカタナのフィギュアは、おもちゃを超えたひとつの美術品。甲冑にも似たコスチュームに身を包み、愛刀を片手に佇む姿は、凛々しくも哀しい雰囲気を漂わせています。手にしたマスクのモチーフは日の丸。また、足元の瓦礫にある「無慈悲」の文字が、カタナの複雑な心情を表しているようです。

刀工「村正」の情報と、制作した刀剣をご紹介します。

日本刀と、おもちゃの世界の広がりに期待

日本刀とアメコミ・ヒーローの組み合わせを見て、強く感じたのは「絵になる!」ということでした。日本刀を持ったヒーローのおもちゃが、数多く誕生している理由が良く分かります。

これからも日本刀がどんなアメコミ・ヒーローと結び付き、どのようなおもちゃが展開されていくのか、期待はふくらむばかりです!

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村正 日本刀 甲冑
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