刀剣コラム 山田銀河の日本刀紹介公開
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多くの刀剣ファンの皆さんから、開館を待ち望む声を頂いている名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク)。刀剣専門の博物館ですが、以前からの刀剣ファンのみならず、ゲームやマンガなどを通じて刀剣に興味を持ち始めた初心者の皆さんにも楽しんで学んで頂ける施設になっています。
しかし、なかには「博物館って聞くだけで何だか難しそう」と思われる人もいるはず。そこで「名古屋刀剣ワールド」サイトでは、刀剣初心者に向けて新たなコンテンツとなる「山田銀河の日本刀紹介」を公開!初心者の皆さんと同じように、刀剣について絶賛勉強中の当館スタッフ「山田銀河」が、刀剣にまつわる様々な事柄を綴るコンテンツです。その概要やオススメ記事などについてご紹介します。
山田銀河の日本刀紹介ってどんなコンテンツ?
名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク)サイトでは、以前より博物館の施設案内や展示品のご紹介はもちろんのこと、刀剣について深く知ることで博物館での鑑賞をより楽しんで頂くために、刀剣の歴史や種類、そして鑑賞ポイントに至るまで分かりやすく解説した「刀剣の基本」コンテンツを公開しています。
そしてこのたび、刀剣の存在をより身近に感じて頂くために、刀剣に関する素朴な疑問や、刀剣鑑賞に役立つ基礎知識などについて、山田銀河が自分自身の言葉で率直に綴るコンテンツ「山田銀河の日本刀紹介」をリリースしました。
奥深い刀剣の世界がどのようなものであるのか、また、その魅力はどこにあるのかなど、多種多様なテーマで執筆し、刀剣初心者の皆さんと共に楽しみながら学んでいくことを趣旨としたコンテンツ。
文章だけでなく写真や画像なども用いて、視覚的にも分かりやすく、刀剣に関するあれこれをご紹介。刀剣にあまり馴染みのない人でも、肩肘張らずに刀剣への理解を深めることができる内容になっています。
なお、「山田銀河ってどんな人?」と興味を持って下さった人は、「山田銀河の日本刀紹介/自己紹介」にプロフィールなどを記載していますので、そちらも併せてご覧下さい。
山田銀河の日本刀紹介オススメ記事
刀剣初心者の皆さんが刀剣について知りたいのは、どんなことですか?
「刀剣は、どの部分を観れば楽しめるの?」、「刀剣の刃文って何となく場所は分かるけれど、もっと詳しく知りたい」と言うように、それぞれでいろいろな疑問をお持ちだと思います。
山田銀河の日本刀紹介で公開しているコラムでは、そんな皆さんの刀剣に関する疑問や質問などを解決するために、ヒントとなるような内容を掲載。その中から、刀剣初心者の皆さんにぜひ読んで頂きたいオススメ記事を厳選してご紹介します。
これらの記事を読まれた人は、本記事のコメント欄にて、山田銀河の日本刀紹介で公開されているコラムの感想やご意見などもお寄せ頂けると幸いです。
オススメ記事①「いろんな刃文を観てみる」

刀剣鑑賞における大きな醍醐味のひとつであり、最初に注目されるポイントとも言えるのが、刀身の中で「刃文」(はもん)と呼ばれる部位。刃のほうに現れている白っぽい文様であるため、刀剣初心者にも見付けやすいところです。
「いろんな刃文を観てみる」では、刃文がどのようにして出現するのか、また、大きく4つに分類される刃文の種類についても分かりやすく説明しています。刀剣鑑賞を始めて最初のうちは、刃文がどの種類に該当するのか、ひと目見ただけで判断するのは難しく思われるかもしれません。
しかし、直線的な文様を「直刃」(すぐは)、連なっている様子が「丁子」(ちょうじ)という植物の実に似ている文様を「丁子乱」(ちょうじみだれ)と呼ぶなど、刀剣における刃文の種類は、似た形状の物になぞらえて名称が付けられていることが特徴です。そのため、他の部位よりも比較的判断しやすい部位となっています。
さらにこちらの記事では、刃文をはっきりと観る方法などについても触れていますので、刀剣鑑賞の際には、ぜひこちらの記事をお役立て下さい。
オススメ記事②「刀を持つことと、推し刀剣」

刀剣を手に取る経験は、現代の日本ではなかなかないことです。
「刀を持つことと、推し刀剣」では、博物館スタッフである山田銀河が、刀剣を所持、保管していくうえで欠かせない作業のひとつであるメンテナンスや、「公益財団法人日本美術刀剣保存協会」(日刀保)で定期的に開催されている鑑賞会に参加し、刀剣を実際に手で持ってみたことで、初めて分かったことや感じたこと、さらには、その中で発見したお気に入りの「推し刀剣」についてもご紹介しています。
また、同じ記事内でもお知らせしていますが、名古屋刀剣ワールドでは、博物館内の学習室にて「刀剣鑑賞会」を行う予定です。
こちらの鑑賞会では、名古屋刀剣ワールドの所蔵刀を手に持って頂く機会を計画中ですので、当館にお越しの際は、そちらにもお気軽にご参加下さい。
Twitterでも情報発信中!

山田銀河の日本刀紹介コンテンツと連動して、「山田銀河(名古屋刀剣ワールド)」と称したTwitterアカウントも開設しています。
同アカウントの目的は、刀剣ファンの皆さんと積極的に交流を図ること。名古屋刀剣ワールドの開館に向けた業務や、刀剣に関連する展示会などの情報を随時発信中です。
それに加えて、日々の仕事や日常生活で気付いた刀剣にまつわる疑問などについても呟き、刀剣好きの皆さんから回答を頂くことで、一緒に学ばせて頂いています。
名古屋刀剣ワールドに興味がある、そして刀剣のことをもっと知りたいと思われる皆さんは、こちらのTwitterアカウントについて、お気軽に「フォロー」、そして「いいね!」をよろしくお願い致します。刀剣初心者の皆さんももちろん大歓迎ですので、全国の刀剣ファンの皆さんと刀剣について語りましょう!
また、山田銀河の日本刀紹介も随時更新していく予定になっています。こちらもぜひ楽しみにお待ち下さい。
茎っていろんな形があるらしいですが、今日は同期の佐藤君と、実物の写真を所蔵品の中から探していました。
— 山田銀河(名古屋刀剣ワールド) (@gy_meihaku) February 3, 2021
「御幣形なんてそもそも世界にほんとにあんのかね。見たことないわ!」と疑っていたのですが、ちゃんと所蔵品にありました。笑
伊勢守国輝に特有らしいです。 pic.twitter.com/GZykEvW9Xz
2月8日(旧暦)は本多忠勝の誕生日ということで、忠勝にゆかりのある所蔵品を紹介します。
— 山田銀河(名古屋刀剣ワールド) (@gy_meihaku) February 8, 2021
・水野年方 作「本多忠勝小牧山軍功図」
・忠勝所用の槍、「蜻蛉切」の写し
・本多家伝来と伝わる甲冑
・忠勝の孫、本多忠刻伝来の「太刀 銘 包永(金象嵌)本多平八郎忠為所持之」 pic.twitter.com/Itqx1lWAF0
コメント
コメント一覧 (28)
忠勝の槍「蜻蛉切」はとても綺麗ですね。小牧山軍功図も忠勝もかっこいいわ~。
頑張って欲しい!
興味が広がっていくのが面白いです。
応援しています!
初心者向けにやさしく解説していただけると
刀や歴史に対する興味が膨らみます。
刀剣に興味がある方必見ですね。
ぜひ紹介してください。
こらからも楽しみにしてます。
毎日生暖かくみてます。
※写真や動画を掲載したい場合は、テキスト欄にURLを貼り付けて下さい。