運を切り拓く!刀剣初詣に行こう!

2019年の初詣の場所は、もう決めましたか?
地元好きなら氏神様、受験生なら学問の神社、お年頃なら縁結びの神社など、神社を選ぶ理由は人それぞれ。それならば!日本刀(刀剣)が大好きな皆さんなら今年は思い切って、日本刀(刀剣)が祀られている神社を詣でてみてはいかがでしょうか。パワーが漲る日本刀(刀剣)を拝める、魅惑の初詣スポットをご紹介します。

刀剣初詣のススメ

「日本刀(刀剣)が祀られている神社なんてマニアック!」

なんて、思う方がいるかもしれませんが、調べてみると実は多いのです。そもそも日本刀(刀剣)は宝物として、神社寺社に奉納されてきた由緒正しい物だから。

その昔、武士達は「武運長久」(ぶうんちょうきゅう:武人としての命運に恵まれること)を祈り、日本刀(刀剣)を神社寺社に奉納したのです。

日本刀(刀剣)が奉納されている神社に初詣に行けば、武士達が祈願したように運が切り拓かれるかも。今年は1振でも多く、本物の日本刀(刀剣)を拝めますように。

ぜひ、日本刀(刀剣)が奉納されている神社に参拝して、日本刀(刀剣)に新年のご挨拶を致しましょう。

なお、初詣は年が明けてからはじめて神仏にお参りする行為です。一般的には「松の内」と呼ばれる1月7日までに参拝するのがマナーだと言われています。

おすすめ刀剣神社

関東地方/鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)

まずは、鎌倉市にある「鶴岡八幡宮」(つるがおかはちまんぐう)。創設1063年(康平6年)。鎌倉幕府を設立した源頼朝が祀ったと言う、源氏や鎌倉武士の守護神と呼ばれる有名な神社です。

鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮

ご利益は勝負運、出世運、恋愛運、生命力アップ、健康運、安産。ここには、国宝「沃懸地杏葉螺鈿太刀」(いかけじぎょうようらでんたち)、別名「衛府の太刀」(えふのたち)が奉納されています。

これは、頼朝が帯びたと伝えられている物。拵(こしらえ)に施された沃懸地(蒔絵)と螺鈿(貝殻を使った工芸)が見事。最高位の武人が佩用した物としてふさわしい、高貴な1振です。

沃懸地杏葉螺鈿太刀

沃懸地杏葉螺鈿太刀

他にも江戸幕府8代将軍「徳川吉宗」が奉納したと伝えられる、備中古青江正恒の最高傑作「太刀 銘 正恒」などがあります。

この他にも関東地方には「日枝神社」(東京都千代田区)に国宝「太刀 銘 則宗」が、「日光二荒山神社中宮祠」(栃木県日光市)に国宝「大太刀 倫光」が奉納されています。

東海地方/熱田神宮(愛知県名古屋市)

熱田神宮」(あつたじんぐう)が創設されたのは西暦113年。何と1905年も前のこと。本宮、別宮、摂社など全45社が集まる、大きな神社です。

熱田神宮

熱田神宮

本宮には、天皇の皇位のしるしである三種の神器のひとつ「草薙の剣」が御霊代(みたましろ)として祀られています。

草薙の剣は、一般公開されたことがない尊い物ですが、観られなくても本宮に手を合わせることで、剣のパワーを頂けると信じましょう。

熱田神宮のご利益は勝利、縁結び、安産、五穀豊穣、商売繁盛など。あの「織田信長」が「桶狭間の戦い」の前に必勝祈願し、その後は負け知らずだったというエピソードも良く知られているところ。

また、源頼朝の母「由良御前」は熱田神宮大宮司の娘と伝えられています。熱田神宮宝物館には、国宝の「短刀 銘 来国俊」や重要文化財の「太刀 銘 国友」などが所蔵されているのです。

短刀 銘 来国俊

短刀 銘 来国俊

この他にも、東海地方には「久能山東照宮」(静岡県静岡市)に重要文化財「太刀銘伝光世」が、「三島大社」(静岡県三島市)に重要文化財「太刀銘宗忠」が奉納されています。

近畿地方/藤森神社(京都府伏見市)

203年(摂政3年)に、神功皇后が設立したと言われる「藤森神社」(ふじもりじんじゃ)。菖蒲の節句発祥の地と言われ、同音語の勝負に転じて勝運の神社として人気です。

藤森神社

藤森神社

また、本殿東殿には、文武両道の神とされる舎人親王と天武天皇が御祭神となっており、学問の神としても慕われています。この神社には、現在御物の「鶴丸」が過去に奉納されていた歴史があり「鶴丸」の写し(レプリカ)が公開展示されていることで話題。

鶴丸は、京都五条に住した「国永」が作刀した、享保名物帳にも収載された名物。太刀拵に鶴の文様があったことから名付けられたと言われています。

公開は、2019年1月20日(日)まで。
「鶴丸の御朱印」も頂けるチャンスです。

鶴丸国永

鶴丸国永

この他にも、近畿地方には「春日大社」(奈良県奈良市)に国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」が、「石切劔箭神社」(大阪府東大阪市)に重要美術品「太刀 銘 有成」(号 石切丸)が奉納されています。

中国地方/出雲大社(島根県出雲市)

出雲大社」(いづもおおやしろ)ができたのは、神代。日本最古の歴史書と言われる「古事記」に創設エピソードが書かれている歴史のある神社です。

大国主大神様(大黒様)が祭神で、主に「縁結び」の神として有名。特に「縁結びの糸」を頂くと、効果抜群と言われています。恋愛だけでなく、仕事やお金など様々な縁を結んでくれるそう。

出雲大社

出雲大社

そんな出雲大社の宝物殿「神祜殿」(しんこでん)に納められている日本刀(刀剣)は、重要文化財の「太刀 銘 光忠」「光忠」(みつただ)とは、備前長船派の開祖。蛙丁子乱れなど華麗な刃文が特徴です。「太刀 銘 光忠」は、1609年(慶長14年)に寄進された、豊臣秀吉の佩刀と言われる貴重な1振。

太刀 銘 光忠

太刀 銘 光忠

この他にも、九州地方には「太宰府天満宮」(福岡県太宰府市)に、重要文化財「毛抜形太刀 無銘」が、「祐徳稲荷神社」(佐賀県鹿島市)に重要文化財「太刀 銘 備州長船康光」が奉納されています。

奉納された日本刀(刀剣)は、現在、宝物殿等で観られるところが多いようです。

しかし、宝物殿に所蔵されている日本刀(刀剣)は、常設になっている場合が少なく、入れ替えで展示となることがほとんど。ここで紹介した日本刀(刀剣)を拝めるかどうかは、あなたの運しだい。

ぜひ、お目当ての日本刀(刀剣)が観られるかどうか、今年最初の運試しに訪れてはいかがでしょうか。

刀剣イベントのススメ

残念なことに、1月7日までに刀剣神社に初詣に行けない人や、確実に名刀を観たいと言う人は「刀剣イベント」に出掛けましょう。

今年は、名刀展示会がめじろおし。春から縁起が良い限りです。なかなかお目見えできない、有名なあの日本刀(刀剣)にも出会える予感。

東京国立博物館(東京)

「刀剣」 ~2019年2月17日(日)まで

国宝「童子切安綱」(伯耆安綱)、重要文化財「石田正宗」(相州正宗)などを展示。

丹波大江山の鬼「酒呑童子」を退治した太刀と「石田三成」(いしだみつなり)が所持した日本刀(刀剣)を観るチャンス。

また、「武士の装い―平安~江戸」2019年1月2日(水)~2019年3月10日(日)では、国宝の短刀「相州行光」(銘行光)が登場します。

東京国立博物館

東京国立博物館

佐野美術館(静岡県)

「REBORN 甦る名刀」 2019年1月7日(月)~2月24日(日)まで

重要文化財で名物の「骨喰藤四郎」(無銘 伝粟田口吉光)、同じく重要文化財で名物の「義元左文字」、名物「不動行光」などが展示。

一斬で骨まで砕かれるという脅威の切味を持つ「骨喰藤四郎」や武田信玄が娘の嫁入りで今川義元に寄贈したという縁起が良い「義元左文字」などがズラリ。

佐野美術館

佐野美術館

福岡市博物館(福岡県)

「国宝 刀 名物(圧切長谷部)」2019年1月5日(土)~2月3日(日)まで

国宝「圧切長谷部」(へしきりはせべ)が展示。

織田信長が、粗相をして逃げた茶坊主を茶簞笥ごとへし切ったと伝えられる、怖い名刀です。

好きこそ物の上手なれ。大好きな日本刀(刀剣)を観に行って、一年の運を切り拓きましょう。

福岡市博物館

福岡市博物館