77_【関ヶ原合戦まつり2019-島津の退き口-】に行ってきました!

2019年(令和元年)10月19日(土)と10月20日(日)の2日間に亘り、岐阜県不破郡関ヶ原町で「関ケ原合戦祭り2019 関ケ原秋の武将イベント~島津の退き口~」が開催されました!19日(土)はあいにくの雨でしたが、両日共に歴女をはじめとした歴史&武将好きで賑わい、「陣場野(じんばの)会場」と「笹尾山(ささおやま)会場」はどちらも大盛況!岐阜県内のみならず、鹿児島、熊本、京都、愛知、山形などの各地から武将隊が駆け付けて、個性溢れる演舞を披露しました!

関ヶ原の戦いから419年目の合戦祭り!

関ヶ原の戦いの決戦地で開催された大イベント

77_関ヶ原古戦場 決戦地

関ヶ原古戦場 決戦地

1600年(慶長5年)10月21日(旧暦9月15日)は、天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」が行なわれた、日本史上最も有名な日。毎年、岐阜県不破郡関ヶ原では、この日に合わせて「関ケ原合戦祭り」を開催しています。

関ヶ原町は、6年ほど前から町おこしのために合戦場周辺を整備して、西軍・東軍の各武将が布陣した場所を観光地化する他、史跡や陣跡などを巡れる独自のウォーキングコース「西軍・東軍の各武将陣跡巡りコース」を設定。健康的に歴史探訪ができるとあって、平素でも老若男女が元気にウォーキングを愉しみながら史跡めぐりをしています。

イベントの舞台は2箇所あり、ひとつはJR関ヶ原駅から徒歩5分で到着する「陣場野(じんばの)会場」。そしてもうひとつは「笹尾山(ささおやま)会場」で、陣場野会場から無料シャトルバスに乗って5分ほどで行ける場所にあります。

2つの会場では、様々な特産品や関連グッズを販売!テナント数は40を軽く超えて、ひとつひとつ巡るだけでもすぐに時間が経ってしまいました。2つの会場に設けられた野外ステージは、常に来場者で埋め尽くされて、地元民も毎年この日を楽しみにしています!

日本の祭り情報「関ケ原合戦祭り」についてご紹介します。

10月20日(土)の笹尾山会場は雨でも大勢の来場者が!

開場前から雨が降ったり止んだりを繰り返していましたが、年に2日しかない大イベントに、子供から年配の方まで皆さん笑顔でご来場!メインイベントを行なう特設ステージの客席は満員で、立ち見の方々も大勢いました!

会場を囲むように設置されたテントでは、2020年(令和2年)放映の大河ドラマ「麒麟がくる」のPRを行なう地域の方々をはじめとして、他県から出陣した武将隊や、「東西グルメ対決」の飲食店が軒を連ねており、舌鼓を打ったり、武将隊や地域の方々と楽しそうに交流したり、その過ごし方は様々。

会場の西側の山麓では、常に「のろし」が焚き上げられ、時折鉄砲を撃つような爆ぜる音がして、その轟音はまさに「決戦地」を思わせました!

島津の退き口とは?

今年の関ケ原合戦祭りの副題は「島津の退き口」。それに合わせて、笹尾山会場周辺には、「島津義弘」の家紋「丸に十字」の旗が掲げられました。

77_丸に十字

丸に十字

島津の退き口は、「捨て奸」(すてがまり)とも言われる戦法のひとつ。関ヶ原の戦いの折、西軍の島津義弘は、東軍に囲まれた状態から敵中突破を試みます。本隊が撤退するまで、島津隊は殿(しんがり:部隊の最後方に付いて敵の進攻を食い止めること)を務め、命を捨てる覚悟で本隊を守り抜いたのです。

今回、会場にも薩摩国(現在の鹿児島県西半部)から「ひおきPR武将隊」が駆け付けました!ひおきPR武将隊は、島津義弘ゆかりの地、鹿児島県日置市(ひおきし)で活動する武将隊。

日置市を盛り上げるために結成されたメンバーはイケメン揃い!会場では、島津義弘になりきれる紙製の兜の配布もあり、来場者は子供から年配の方まで、島津勢に加わってお祭りを楽しんでいましたよ!

薩摩魂を見せ付けた!花いけバトル

オープニングセレモニーからはじまったメインステージでのパフォーマンスは、鹿児島県をはじめとする全国の華道家が東西に別れて対決する「花いけバトル」から幕を開けます。

花を活ける時間は僅か5分!その5分間で、華道家の方々は会場を忙しなく駆け回り、時に花瓶を落として割ってしまうなどのハプニングを巻き起こしながらも、会場は大いに沸きました!

5分とは言え、各華道家が活けた花は実に見事で、制限時間を迎えるたびに拍手喝采!最後の仕上げに「明智光秀」の家紋「水色桔梗紋」をあしらった和傘を広げるなど、渾身のパフォーマンスは圧巻でした!

各地の武将隊が出陣!戦国甲冑コレクション

「戦国甲冑コレクション」は、日本各地の武将隊によるパフォーマンスステージです!

各出演者が、楽曲に合わせて演舞を披露!演舞の途中では、本物の刀剣・日本刀で巻藁(まきわら)をぶった斬る場面などもあり、会場は大盛り上がりでした!

県重要有形民族文化財 垂井曳山まつり 三番叟

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垂井曳山まつり

「垂井曳山まつり」(たるいひきやままつり)は、岐阜県不破郡垂井町(たるいちょう)の八重垣神社・垂井宿一帯で毎年5月2日から5月4日にかけて行なわれる祭り。

岐阜県の重要有形民族文化財に指定されているお祭りで、大きな曳山(ひきやま:絢爛豪華な山車[だし]のこと)の上にある舞台で行なわれる「子供歌舞伎」が見どころです。

今回は曳山ではなく、ステージの上で「芸児」と呼ばれる小学生の男の子が「三番叟」(さんばんそう:狂言の演目のひとつ)を堂々と披露しました。

日本の祭り情報「垂井曳山まつり」についてご紹介します。

和のコスプレで演舞を披露!RE-cop5

コスプレパフォーマンスを行なう「RE-cop5」(りこっぷふぁいぶ)による、アニメ「鬼滅の刃」のコスプレ演舞!なんとメンバーは全員女性の方!

「日輪刀」(にちりんとう)と呼ばれる刀剣・日本刀を手に、迫力ある殺陣と演舞を披露!アニメファンはもちろん、来場者は鮮やかな演舞に観とれていました!

橘一刀流剣士による美しい殺陣 創作剣舞橘一刀流

東京都を中心に活動する「創作剣舞橘一刀流」

本拠地である東京では、女性限定のフィットネスクラス「刀エクササイズ」や、剣舞・殺陣教室「創作剣舞橘一刀流 ―雲―」の他、日本に訪れた外国人観光客向けの体験イベントを行なうなど、「剣舞」に特化した事業を展開しています。

本イベントでは、十文字槍を用いた殺陣と、真剣による「巻藁斬り」を披露!演舞の終盤、ステージ上の左右に立てられた巻藁(まきわら)を真剣でぶった斬ったときには、客席がどよめくほど衝撃が走り、同時に拍手が沸き起こりました!

壇ノ浦の戦いを完全再現!カブキカフェ ナゴヤ座

愛知県名古屋市西区で、2016年(平成28年)から活動を開始した「カブキカフェ ナゴヤ座」。普段は「芝居小屋」を思わせる舞台で活躍するイケメン揃いの一座が、関ヶ原の舞台に立ちました!

「体験型エンターテイメント」と謳う一座の演舞は、「歌舞伎」と名が付く通り、よく通る声で見得を切ったり、見事な殺陣を披露したり、とにかくド派手!

今回の演目は「壇ノ浦の戦い」。平家が滅亡に至ったと言われる「治承・寿永の乱」における最後の戦いです。「平知盛」、「源義経」、「弁慶」による迫力の殺陣は見ものでした!

演舞終盤の出演者紹介では、駆け付けた一座のファンが一糸乱れず「大向こう」(おおむこう:芝居小屋で客席から舞台に送る声援や屋号のこと)を入れる場面も!

座長の前口上なども軽やかで面白かったため、名古屋で行なわれる「ナゴヤ座」の公演が観たくなりました!

武将達が戦った全国各地の古戦場をご紹介!

息ぴったりな掛け合い!浜松徳川武将隊

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浜松城

静岡県浜松市の「浜松城」を拠点として活動する「浜松徳川武将隊」

井伊直政」を育て上げた女城主「井伊直虎」を筆頭に、徳川四天王のひとりとして名を馳せる戦国最強の武将「本多忠勝」、井伊家に仕える女武将「松下おりん」の3名将が、華麗に!コミカルに!鮮やかな演舞を披露。

この日は、井伊直政を連れて来られなかったと言うことで、井伊直虎がまさかの「井伊直政役」となり、井伊直虎(井伊直政)対本多忠勝&松下おりんで殺陣を繰り広げ、演舞の最後には客席も含めて全員で「浜松出世音頭」を踊りました!

もうひとつの撤退戦 長谷堂城の戦いを再現!やまがた愛の武将隊

山形県米沢市に拠点を置く「やまがた愛の武将隊」

関ヶ原の戦いにおける合戦のひとつ「長谷堂城の戦い」は、「慶長出羽合戦」とも呼ばれます。

西軍に与し、最後まで抗い続け、そして撤退戦に至るまでの戦いの様子を再現した演舞は、出演された武将達の熱演に思わず感動!

一糸乱れぬ剣技で魅了!熊本城おもてなし武将隊

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島津義弘

熊本県熊本市にある「熊本城」を拠点に活動をする「熊本城おもてなし武将隊」

今年は、「鬼島津」の異名で知られる島津義弘の没後400年にあたる年であることから、ステージ上では島津義弘の決死の戦法「島津の退き口/捨て奸」が演目の演舞が披露されました。

聴衆を沸かせた演舞の終盤には、やまがた愛の武将隊の「直江兼続」がなぜか飛び入り参加して、共に舞踊「虎嘯風生」(こしょうふうしょう)を披露するというサプライズも!各地の武将が所属を超えて競演するという夢のような演出に、歴女から黄色い歓声があがっていました。

戦国甲冑コレクションのすべての演目が終わると、出演した武将達が舞台上に勢ぞろいして、記念撮影!最後まで和気藹々とされていて、観ているこちらも笑いあり涙(?)ありの楽しいひとときを過ごしました。

明智光秀ゆかりの地PR

2020年放映の大河ドラマ・麒麟がくるの舞台は美濃国(現在の岐阜県)!

明智光秀

明智光秀

2020年(令和2年)に放映される大河ドラマ・麒麟がくるは、現在の岐阜県が舞台になります。そのため、会場には主役である明智光秀にまつわるテナントや、大河ドラマ関連グッズが多数販売されていました。

ステージでは、岐阜県土岐市の地域活性化のために、ボランティアで結成された「土岐高山城戦国武将隊」が迫真の演技を披露。

また、明智光秀出生の地と言われる「可児市」、「恵那市」、「大垣市」、「山県市」(やまがたし)の他、明智光秀の主君「織田信長」と「斎藤道三」が拠点としていた「岐阜市」、明智光秀の妻「煕子」(ひろこ)ゆかりの地「土岐市」、明智光秀の重臣「可児才蔵」の出生地「御嵩町」(みたけちょう)など、各地域の魅力が紹介されました。

岐阜県内には、明智光秀と縁がある場所が数多くあります。一度だけではなく、何度でも岐阜県を訪れたくなるような見事なプレゼンでした!

さらに、麒麟がくるの放映に合わせて、2020年(令和2年)1月11日には「大河ドラマ館」が3館同時オープン!場所は、岐阜県岐阜市の「岐阜市歴史博物館2階」、岐阜県可児市「花フェスタ記念公園 明智光秀博覧会 会場」、岐阜県恵那市の「日本大正村 大正ロマン館 1階」の3ヵ所。

いずれも会期はマルッと1年間で、2021年(令和3年)1月11日までだそうです!

武将・歴史人のエピソードや、関連のある刀剣・日本刀をご紹介!

歴史を動かした有名な戦国武将や戦い(合戦)をご紹介!

岐阜県は全域が魅力溢れる町ばかり

今回はじめて訪れた関ヶ原、及び関ケ原合戦祭り。2日間という短い期間でしたが、とても濃く、楽しい時間を過ごしました!

岐阜県は、戦国時代の中心地だったと言っても過言ではない地域であることから、関ヶ原だけではなく、隣接する地域にも戦国時代の遺構が数多く残されています。また、アニメやゲームなどの舞台になることも多い、とても魅力溢れる町です。

さらに、刀剣・日本刀の主要な産地のひとつ「美濃伝」の発祥の地でもあるため、刀剣・日本刀好きな歴女も多く訪れる町でもあります!

来年は、関ヶ原の戦いから420年目の節目の年。そして、大河ドラマ・麒麟がくるの放映も開始されます!様々な歴史的魅力が溢れる岐阜県に、武将達の面影を求めてぜひお越し下さい!

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美濃伝の故郷 関市
世界でも有数の刃物の産地である美濃伝の岐阜県関市についてご紹介します。