大阪・京都の刀剣商(刀剣買取・刀剣販売) - 刀剣ワールド
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「豊臣秀吉」が礎を築いた「大阪」、古くから都として栄えた「京都」。
今回は、この2大都市を代表する「刀剣商」(刀剣買取・刀剣販売店)にスポットをあててご紹介します。刀剣商は、「刀剣ショップ」とも呼ばれる刀剣の専門店。刀剣にふれてみたいし、できれば購入したいと思ったとき、何でも相談できて、力になってくれる心強い存在です。また、大阪で本格的な侍修行ができる、試し斬り体験アクティビティについても調べてみました。
大阪と言えばここ!【大阪刀剣会 吉井】

大阪刀剣会 吉井
大阪府大阪市中央区日本橋に店舗を構える「大阪刀剣会 吉井」(おおさかとうけんかい よしい)。
大阪の日本橋と言えば、「西のアキバ」として名高い、オタク・カルチャーの発信地をイメージする方も多いのではないでしょうか。近くには、通称「オタロード」と呼ばれるショップ街もあり、日本の伝統を守る刀剣商とのミスマッチにも興味をそそられます。
そんな大阪刀剣会 吉井の店内には、鎌倉時代の名刀から、現代刀匠の手による美術刀剣までが勢揃い。太刀や打刀、脇差、短刀をはじめ、鍔(つば)や鐙(あぶみ)、甲冑まで作品は幅広く、圧巻の一言。じっくり観るだけでも心が満たされるようです。
もちろん、購入しなくても大丈夫。むしろ、初めて訪れたお客さんに購入するよう勧めることはありません。
お店の方は、鑑定歴も長い専門家ですので、疑問に感じたことや興味を持ったことは何でも尋ねてみましょう。詳しく、丁寧に説明してくれるので、心行くまで会話が楽しめます!
また、「刀剣を実際に手に持ってみたい!」と言う方へ。
できます!
お店の方が教えてくれる注意点や、刀剣を持つときの作法にしたがって手に取ってみれば、ますますその魅力に魅了されるに違いありません。
そして「刀剣がやっぱり、欲しい!」と思ったら、お店の方に相談を。購入に関するノウハウをはじめ、お手入れ方法、飾り方なども教えてもらえます。
初心者の方は、まずお店を覗いて見ることから始めてみませんか?
えり抜きの1振 伝兼光
大阪刀剣会 吉井には、堂々たる名刀が揃っていますが、その中の1振が、「大刀剣市」のカタログでも紹介されていた「伝兼光」(でんかねみつ)。
鎌倉時代後期、備前国長船(現在の岡山県瀬戸内市)を拠点に活躍した「長船派」の刀工「兼光」(かねみつ)の作品と伝えられています。刀身の鍔に近い元幅と、鋒/切先(きっさき)に近い先幅の差がない、豪壮な体配が特徴です。
この体配に見合った、重厚感のある美しい「黒漆塗鞘打刀拵」(くろうるしぬりさやうちがたなこしらえ)が附属。
長船派は、多数の名工を輩出したことで知られ、その作品は「長船物」として現在も高く評価されているのです。この伝兼光も特別重要刀剣に指定されています。
歴史ある京都の老舗【玉山名史刀 京都店】

玉山名史刀 京都店
「玉山名史刀 京都店」(たまやまめいしとう きょうとてん)は、3代に亘って刀剣・日本刀の販売を行なってきた老舗です。歴史の町・京都を中心に、刀剣の普及と継承に力を注いでいます。
京都府京都市の「京都店」の他、岡山県岡山市にお店を構える「岡山店」も展開中。
世界的観光地でもある京都の土地柄からか、外国人のお客さんも多く、玉山名史刀の視点はまさにグローバル。広く刀剣の魅力を伝える役目を担い、店内の展示にも工夫が凝らされており、精緻な装飾まで良く観えるように拡大鏡を付けるなど、お店の方の心遣いが感じられます。
そんな店舗の外観は、黒を基調としたシックな佇まい。京都らしい品格が漂います。
また、刀剣だけでなく、小道具も充実。通(つう)の方からの注目度も抜群です。
SNSでの情報発信にも力を入れていますので、まずは公式ホームページやTwitterをチェックしてみましょう。
そしてお店へ足を運んで、実際に作品を手に取って、間近に観てみることをおすすめします。専門知識の豊富なお店の方が作品それぞれの特徴について詳しく教えてくれるので安心です。
初心者の方も遠慮は無用!お店の雰囲気を味わいながら、刀剣談義に花を咲かせてみませんか?
じっくり鑑賞したい 伝行光
刀剣・日本刀の買取にも対応
ご紹介した刀剣商の大阪刀剣会 吉井も玉山名史刀も、刀剣・日本刀の販売だけでなく、買取にも応じています。
「家に刀剣があるけれど手放したい」、「よりグレードの高い刀剣に買い換えたい」と言う方は、ぜひ相談してほしいとのこと。
刀剣に興味を持ったら、まずは刀剣商を訪ねてみましょう。「刀剣ワールド」と「施設リサーチ/ホームメイト・リサーチ」から、全国の刀剣商を検索することができます。
店構えには品格があふれ、なかなかハードルが高そうですが、実は刀剣商は、気軽に立ち寄れるお店です。まさに、刀剣ショップといった気さくな雰囲気が味わえます。
本格的な侍体験ができる【LAST SAMURAI】
コスプレとは一味違う、刀剣を手に持ってみるだけとも違う、本格的な侍修行を体験するなら、「LAST SAMURAI」(ラストサムライ)がおすすめです。
場所は通天閣にもほど近い、大阪市浪速区恵美須西。
LAST SAMURAIと言えば、「トム・クルーズ」と「渡辺謙」が主演した2003年(平成15年)のアメリカ映画「ラストサムライ」(エドワード・ズウィック監督)が思い起こされます。
あの、堅牢ですらある美学に貫かれた侍の世界に、体験を通して一歩踏み入ることができるのです。
アクティビティの流れをご紹介
はじめに、侍の衣装に着替えます。正しい着方が分からなくても、スタッフが丁寧に教えてくれるので心配はありません。全身黒の衣装を身に付けると、気持ちが引き締まるようです。
次は「武士道」について学びます。刀剣を操る前に、礼儀作法や心構え、そして侍の起源を知り、その精神を修得するのです。ここでは先生が、刀剣の使い方や侍らしい座り方など、基本動作も教えてくれます。
侍の精神を心に刻むことができたら、刀剣の扱い方の修得へ。模造刀を持って、刀剣の握り方や、構えるときの姿勢を覚え、繰り返し振り下ろす練習をします。
このとき、先生が手本として、真剣を使ったゴザ(イグサを編み込んだ日本の敷物)の試し斬りを披露。一瞬にしてゴザを切り落とす姿に、感嘆の声が上がります。
模造刀での素振りのあとは、真剣を使う前に、まず精神統一のため「禅」の修業を行なうのです。刀剣と禅は切り離すことのできない関係にあり、身体を鍛えるために刀剣の訓練は不可欠ですが、精神は禅によって鍛えられます。
真剣を使う! ゴザの一刀両断に挑戦!
いよいよ挑戦の時がきました! 先生から手渡された真剣の重みに緊張感を覚えながらも、練習通りに構えます。
集中力を高め、一気に振り下ろすと見事成功!達成した爽快感が身体を駆け抜けるようです。
もし失敗しても、先生の指導のもと、再挑戦できるので、気負わずに挑みましょう。
先生から合格をもらうと、「袈裟斬り認定証」を受け取ることができます。「袈裟斬り」(けさぎり)とは、肩から斜めに斬り下ろす刀剣の斬り方のひとつ。
このあとは、楽しい記念撮影の時間。袈裟斬り体験の動画はスタッフが編集して、写真と一緒にEメールで送ってもらえます。
年齢、性別を問わず、初心者の方でも体験できると大好評。日本語だけでなく、英語、韓国語、中国語での対応もしてくれるので、外国の方も安心して参加できます。
【LAST SAMURAI】
所在地 | 大阪府大阪市浪速区恵美須西3-2-4 |
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体験時間 | 90分 |
体験人数 | 1回15名まで |
料金 | 10,000円(税込)/人 |
公式サイト | https://www.lastsamurai-jp.com/ ※要予約 |
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