刀剣ワールド東京とは? - 刀剣ワールド
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江戸時代は太平の世と言われますが、武士の象徴である刀剣の需要がなくなることはなく、全国各地から江戸に集まった多数の刀工達により、名刀の数々が作られていました。このように江戸、すなわち現代の東京と日本刀は、まさに切っても切れない関係にあります。そんな東京で日本刀の魅力を知るための情報サイト「刀剣ワールド東京」にはどんなコンテンツが揃っているのか、たっぷりとご紹介します!
刀剣ワールド東京で分かること
最初の一歩を踏み出すための基礎知識
日本刀を美術品として鑑賞するとき、ただ眺めているだけでもその美しさを楽しむことはできます。しかし、刀剣にまつわる基礎知識を少しでも理解しておくと、日本刀が持つ魅力をより深く感じ取れるため、東京での日本刀鑑賞がさらに楽しくなること請け合いです。
そこで刀剣ワールド東京では、刀剣初心者に日本刀の基礎知識を学んでいただけるコンテンツを多岐に亘る内容でご用意!例えば複数ある日本刀の種類についてご説明する「刀剣の種類」カテゴリでは、一見すると同じように見える「太刀」(たち)と「打刀」(うちがたな)の簡単な見分け方なども解説しています。
江戸で才能が花開いた名工達
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以南蛮鉄末世宝二胴 本多五郎右衛門所持
日本刀の中でも、江戸幕府が開かれる直前の1596年(慶長元年)以降に作刀された物を「新刀」と呼び、特に江戸での作刀は「江戸新刀」と称されています。江戸新刀の刀工達のなかには、地方から上京し、江戸の地でその才能を発揮した名工が多くいるのが特徴。「東京と刀剣」カテゴリ内には、このような江戸新刀の定義や特徴を解説したコンテンツがあります。
また、さらに「東京と刀剣」カテゴリには、江戸幕府初代将軍「徳川家康」の御用鍛冶①「越前康継」(えちぜんやすつぐ)と、切れ味の鋭い作刀で定評のあった②「長曽祢虎徹」(ながそねこてつ)、もとは鉄砲鍛冶という異色の経歴を持ち、徳川家康と2代将軍「徳川秀忠」(とくがわひでただ)に仕えて神社へ奉納する刀剣を多数作刀した③「野田繁慶」(のだはんけい)ら、江戸新刀を代表する3人の名工についてのコンテンツも。各刀工のページでは、経歴や作風などの基本情報はもちろん、各刀工が作刀した刀剣ワールド財団の所蔵刀についても解説しています。
東京で日本刀を実際に観たい人向けコンテンツ2選
①東京都の刀剣施設
部位名称などの用語や観賞ポイント、そして江戸で活躍した刀工のことを学んだら、次は日本刀を自分の目で実際に観てみたい!と意欲が湧いてくるのではないでしょうか。そんな人はぜひ「東京と刀剣」カテゴリの「東京都の刀剣施設」コンテンツをご活用下さい。
本コンテンツでは、日本全国でも珍しい刀剣専門の施設である「刀剣博物館」(東京都墨田区)や、19振にも及ぶ国宝指定の刀剣を所蔵する「東京国立博物館」(東京都台東区)など、東京都内の著名な刀剣施設をご紹介。さらには、各施設の所蔵刀からオススメを1振選んで分かりやすく解説しています。
これらの刀剣を各施設で観られるチャンスがあれば、出かける前に本コンテンツ記載の解説を一読すると、日本刀鑑賞がさらに面白く感じられるかもしれません。
②東京都ゆかりの刀剣
東京には東京都の刀剣施設コンテンツでご紹介した刀剣博物館や東京国立博物館以外にも、刀剣を収蔵、もしくは展示している施設が数多くあります。神社の宝物殿や諸藩の江戸屋敷において伝来した文化財などを収蔵している美術館など、それらの種類は実に様々。
「東京と刀剣」カテゴリ内の「東京都ゆかりの刀剣」コンテンツでは、そんな刀剣施設の中から、3代将軍「徳川家光」(とくがわいえみつ)が「日枝神社」(ひえじんじゃ:東京都千代田区)に奉納した「太刀 銘 則宗」(たち めい のりむね)や、現在の八王子市に当たる下原(したはら)地区で活動した「下原鍛冶」の代表工、「下原照重」(したはらてるしげ)による「御蛇丸」(おじゃまる:[大國魂神社/大国魂神社:おおくにたまじんじゃ:東京都府中市]所蔵)など、東京に関連のある刀剣に焦点を当ててご紹介し、その作風なども解説しています。
東京を訪れる際には本コンテンツを参考にしていただければ、より豊かな「名刀めぐり」ができること間違いなしです!
東京で日本刀を購入したい人向けコンテンツ2選
①東京都にある刀剣・日本刀の販売店
東京の博物館や美術館、神社などへ足を運んで展示されている刀剣を鑑賞すると、自宅で飾って楽しむための1振をいつかは購入したいと思う人も少なくありません。その理由は人それぞれですが、やはり日本刀を間近で観たことにより、刀身そのものが醸し出す魅力を肌で感じたことにあるのではないでしょうか。
そんな風に日本刀の魅力をもっと感じたい人にオススメしたいのが、「東京都にある刀剣商」コンテンツです。刀剣商は博物館や美術館に比べて、より近い距離で日本刀を観られる場所。しかし、刀剣初心者にとっては刀剣商に行ってみたくても、お店の扉を開けて中に入るだけでもハードルが高いと思われるかもしれません。
②大刀剣市
東京には刀剣商以外にもうひとつ、日本刀を購入できる場所があります。それは「東京と刀剣」カテゴリで取り上げている「大刀剣市」です。このイベントは年に一度、「東京美術倶楽部」(東京都港区)にて開催される日本刀の大規模な販売会。「全国刀剣商業協同組合」が主催し、毎年出店する同組合に加盟済みの刀剣商は、70店舗以上にものぼります。 美術館や博物館に収蔵されるぐらいの価値があるお宝や掘り出し物が見つかるため、国内外問わず多くの刀剣愛好家達が訪れる大人気イベントです。
多数の刀剣商が一堂に会する大刀剣市は、複数の店舗を1日で回れるまたとないチャンス。高価な日本刀にはなかなか手が出ないという人でも、いろいろな刀剣を鑑賞したりイベントに参加したりするだけで知的好奇心が満たされる有意義な時間を過ごせます。

本コンテンツでは開催概要の説明のみならず、刀剣愛好家にとっての「ビッグイベント」と言える大刀剣市をより深く楽しむためのコツも伝授。大刀剣市の広い会場で効率良く刀剣を堪能したい人にオススメのコンテンツです。
まとめ~これからの刀剣ワールド東京~
現代の東京で観られる日本刀は、江戸を中心とした関東にゆかりのある武将の家に伝わった物が多くあります。また、そんな武将を題材にした浮世絵は、日本刀と同じように東京で鑑賞できる美術品のひとつです。これからの刀剣ワールド東京では、日本刀にまつわる情報はもちろん、関東地方の武将の歴史や、江戸の浮世絵師が描いた作品についての解説などのコンテンツも拡充予定ですので、ぜひご期待下さい!